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2011年5月 1日 (日)

三人娘

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体調不良で一年間も更新を休んでいる間、庭猫の事情に変化があった。

ようやくベッドから少しの時間なら離れることができるようになった昨秋、

この群れのリーダーであり、このあたりのボスだったトラ吉が逝った。

あとを継ごうと小太郎が兄貴分のじぃじぃに横柄になりボスを狙った。

去勢しているじぃじぃはおとなしく、家の出入りさえも遠慮がちになった。

だが、挑まれたときには応戦し、意外な強さで小太郎を負かしていた。

じぃじぃは、私が出会った雄猫で最も立派な「ボス黒」の息子なのだ。

だから彼はいつもは穏やかだが、本気になれば勇敢でひるまない。

姉妹のなかにいて育ち、甘えん坊の小太郎に遅い春がおとずれた。

今年の二月半ばになって、小太郎は突如どこかへ行ってしまった。

ここでリーダーになることをあきらめて身を引いたのかもしれない。

そのうちに帰るだろうと思っていたが、目覚めた雄はまだ帰らない。

親父のトラ吉も何カ月も来なくてヒョッコリ現れるのが常だった。

それは不在にしても、ここが自分の陣地であると認識していたからだ。

たくさんキャットフードを買ってある。アジもイワシも買ってある。

愛敬ある小太郎が居なくなって寂しいが、彼にも彼の事情がある。

そんなわけで一時は8匹の大所帯だった庭猫ファミリーも今は3匹。

小春と妹たちのトラ美とトラ江の三人娘だけになった。

左からトラ江、トラ美、小春。警戒心の強いトラ美が珍しく撮れた。

彼女は能力が高く、狩りが得意で猫の仁義をわきまえている。

この写真ではうしろへ下がっているので小さく見えるが一番大きい。

メス猫たちにはリーダーが必要なのか、それから態度が変わった。

皆じぃじぃに一目おき、トラ美は彼に威嚇や悪さをするのをやめた。

猫のことはよく知っているつもりだが、やはりかれらには謎が多い。

廊下に山積みになっているキャットフードが入った段ボール箱。

大食漢の小太郎を抜きに、これを3匹で食べるにはずいぶんかかる。

ひとつの群れに雄のリーダーは一匹だけ。猫はこの黙契を遵守する。

じぃじぃは完全な飼い猫で、群れのリーダー意識があるのかどうか。

野ネズミ捕りに忙しそうな彼に、いちど訊ねてみるつもりだ。

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