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2011年7月12日 (火)

蝉の雨やどり

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夕刻、飼い猫のじぃじぃが出かけるとき、玄関ドアを開けると蝉がいた。アブラゼミだ。
宅配の荷物を入れてもらうボックスの下方、ちょうど角になる所にとまっていた。

これはシャッターチャンス。じぃじぃを送り出して急いでカメラを取りに居間へと走る。スパゲティをゆがいているまっ最中。火を止めようか。ま、いいか。ちょっとだけ。

デジイチのベルトを首にかけながら、廊下を小走りに玄関へ急ぐ。まだ居た。
蝉はまったく同じ状態で、撮ってくださいと言わんばかりにじっとしている。よっしゃ。
ドアにストッパーを噛ませて開けておく。ボックスとドアの距離が近すぎるのでそっと移動。撮りやすい角度に向きも変える。これでよし。

小雨。夕暮。とまっているボックスは黒。これらの条件のため、チューリップマークのマクロモード(接写)では全然ダメだ。真っ黒に映り、モノクロのようになる。おまけに低い所に被写体はある。私は履物を脱ぎ、玄関でまたもや腹ばいになる。あれこれと調節しては撮ってみる。低い姿勢でカメラを維持するのは難しい。肘をコンクリートに付けて支えるがブレてしまう。再び家の中へ。カメラを置く台になる適当な高さのものを素早く探す。小型密閉容器。これがいい。また廊下を小走り。まだ居る。よっしゃぁ。カメラを容器の上に載せてシャッターを切る。

何枚か撮ったのち、いちばんよく撮れていたのがこの写真。それなりに満足。一応、合格。しかし、寝そべっているのが玄関の内側だったからいいようなものの・・。もし向かいの家々の誰かが見ていたら、きっとおかしな人だと思ったにちがいない。しかし平気。

先日も例のカエルが今度は高い所に居た。これは逃すまじと丸椅子の上でしばらく必死で撮っていた。花を撮るのも夢中で、あられもない格好で撮り、「あぁ、ダメだ」とか「お、イイぞ」など、ひとりごとを声に出してつぶやいている。思わず出てしまう。もう変人の域。

昨年に体調を崩して以来、久しく創作から遠ざかっている。書くにも体力がままならなかった。そのうちに気力が失せてしまい書けなくなった。書くことと写すこと。まったく異なるような愉しみだが、共通項がある。夢中になると、それ以外に何も見えなくなることだ。写すことも創作か。表現か。クリエイティヴなことは何でも楽しい。

昨日の晴天と打ってかわり、今日は涼しげな小雨の一日だった。大阪都心では「蒸し暑い一日」とニュースで言っていた。ここでは秋口かと思うほどの快適さだった。小雨の中、昼間は花、夕刻には雨やどりに訪れた蝉が撮れた。今日は大満足。ゆですぎたけれどスパゲティも美味しかった。

右近庵では毎年、梅雨が始まった頃に第一号の蝉が鳴く。最も多いのがヒグラシと、このアブラゼミ。この蝉は今年の第何号なのだろう。真夏は大合唱が鳴り響く。長い眠りの後の短い一生を、大いに楽しんで欲しい。

◎アブラゼミの鳴き声  (You Tube by isataiinさん  ありがとうございます)

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