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2011年11月14日 (月)

つづく闘い

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その後ダッコは少し歩ける日もありました。トイレと決めた場所までふらふらと歩いて用を足しました。支えてやればできました。それからまた歩けなくなり、寝床で横たわるダッコにスプーンでエサを舐めさせました。立たせてやると踏ん張って舐める日もありました。やはり支えてやるとエサもクリアできました。しかし、それ以外は横たわっているだけで、何か要求があれば鳴いて知らせます。数日前までは大きな声でしたが、鳴き声にも力が無くなってきました。

さらに2日ほど前から異変が起こるようになりました。眠っていると思っていたら、突然に体を硬直させて苦しそうにもがきます。サークルの枠をつけているときはサークル内を狭しと転げまわるほど暴れました。私は見つめているだけで何もできませんでした。驚きました。

以後、眠っているときにこのように苦しそうにもがくことが数回あり、今日は明け方に大きな音を立てて暴れはじめ、サークルをはずしていたので床にまで転がり出て、のたうち回って苦しみました。じぃじぃは異変に気づくとすぐに跳び起き、怯えて逃げました。それほど激しいもがきようでした。ダッコの目は見開き、四肢は空を泳ぐように激しくうごき、大量のよだれを流し、息を荒げて苦しんでいます。いよいよ最期の時が来たかと私は覚悟を決め、午前六時前でしたが娘たちに連絡しました。いよいよみたい。そう言うと長女は涙ぐんでいるようでした。

見えているのかいないのか、瞳孔が開いているような目は、片方しか自力で閉じられないようでした。最期の時だと思った私は抱いたまま彼女の好きな音楽をかけました。こうして終わらせてやるのがいちばんいい。ずっとそう思っていました。右手でカメラを持ち、左腕でダッコを抱えて何枚も写真を撮りました。声をかけ続けて安心させてやりました。

外はすっかり明るくなりました。ダッコの呼吸はだんだん穏やかになってきました。単なる眠りなのか、それとも永遠に眠るのか。区別がつかないままにずっと抱っこしていましたが、私は疲労を感じはじめ、座っているのがつらくなってきました。体をずらせてそのまま布団の中に入り、左わきにダッコを抱いたままじっとしていました。もう逝くのかな。それとも落ち着くのかな。どちらになっても私に悔いはないと思いました。彼女の運命、生命力が決めることだと考えました。

私は急激に大きなだるさに襲われ、横になっていてもつらくなってきました。少し眠らないと。もしも私が目覚めた時に、ダッコの息が止まっていたら後悔するかもしれない。けれど私は限界でした。私が眠っている時にダッコが召されたら、心残りはあるかもしれないが、彼女は恨まないだろう。なぜなら動物は決して恨んだりしないから。それに私は彼女を抱きしめて眠るのだから。逝くならかならず挨拶をしてくれるだろうから。

目覚めたのは昼過ぎでした。すぐに確かめたダッコの心臓は、動きを私の手に伝えてきました。まだ生きていた。よかった・・。

この猫の生命力には何度も驚かされました。今日も驚きました。しかし、激しい発作のような体の中からの異変に、今後どこまでも耐えられるものだとは思いません。これをくり返し、いつかは最期の時を迎えるのでしょう。

私は今、ダッコのことと自分の食事のこと以外に何もする余裕がありません。横たわったままの彼女の世話を一生懸命しています。一日中、気が抜けず、つねに睡眠不足で心身ともに疲れています。しかしこれは私の仕事です。私にしかできない任務です。2キロあるかないかの細くやつれた24歳の老猫を看取ることは、私の人生のまとまった時間を捧げるに値するものだと思っています。それは縁あって共に長い年月を過ごした「命」に対する私の使命だと考えるからです。彼女は私たち四人家族とともに、いつも居た大事な盟友です。

ありがとう、皆さん。寒くなるようです。寒さはダッコにとって要注意です。そして私にも。それからもちろん皆さんにとりましても。お気をつけください。また報告いたします。画像は今日の朝方、激しい発作で苦しんだ後、ようやく落ち着いて眠りはじめたと思われるダッコです。永遠に眠るのかと案じましたが、ダッコはまた甦りました。なんという生命力!

追記 ダッコの引きつけたり、体を硬直させて暴れる症状は、調べた結果、猫の‘てんかん’だとわかりました。脳機能障害が何らかの理由で起きているためだと思われます。

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