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2012年4月 4日 (水)

私の桜は出番待ち

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今年は寒さが長びき、植物が遅い。私の桜もまだ咲かない。
しかしたくさん蕾をつけている。咲くのが楽しみで毎日ながめている。
台風のような暴風雨が駆け抜けたが、いまだ蕾であったのが幸いした。

この桜は2007年に植えた。1メートルあるかないかのソメイヨシノの苗だった。
開花まで何年もかかるのかと思っていたが、二年後から花をつけ始めた。そして年々、花の数をふやしている。「桜切る馬鹿 梅切らない馬鹿」というので何もしないで放っておいたが、枝をうまく張り広げて桜の木らしくなってきた。昨年よりも枝につく蕾がまた多くなったように見える。

桜の木の下には死人が眠るという話がある。私の桜の木の下や周りには、三匹の猫たちと、鳩、すずめ、ひよどり、すずめなどの鳥類や、ヘビ、トカゲ、ネズミ、ムカデ、セミなど両生類、爬虫類、昆虫も眠っている。命の循環により、それらの生きものたちが与える栄養で私の桜は美しい花を咲かせるのだ。願わくば、私もそのあたりに葬ってほしいものだと思う。しかしそれは不可能なことのようだ。

今年は日本からアメリカに桜の木を贈って100年めになるという。桜を愛でるのは我が国の者ばかりかと思いきや、ニュースではアメリカの人々も満開の花の下で写真を撮って興じていた。桜並木に沿ってポトマック河が流れている。この河の上を真っ白な船でゆっくりと運ばれたなつかしい日々が思いだされた。もう30年以上も前のことだが今でも鮮明によみがえる。

この桜を植えてから、近隣の桜さえ見に行かなくなった。体力の弱りが急激に進むと分かっていたわけではないが、あの時に980円ばかりで買ったソメイヨシノを植えてよかった。近頃、春が近づけばそう思う。今まさに出番を迎える若い女優のように、私の可憐な桜は舞台の袖で待機している。きれいに咲けよ、私の桜。  
                           (久々にデジイチで。写せる喜びを満喫)

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