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2014年1月 8日 (水)

飼い主は、まだあきらめない

どしゃ降りのなか、動物病院へ行ってきました。
かかりつけの病院ではなく別の病院です。

かかりつけの病院の先生からは、いつも言われました。どこで切るかです、と。切るとは恐らくあきらめることを言っておられるのでしょう。腎不全の治療をどこで終了するかを飼い主が決めるのですよ。→いくら続けても効果は続かず無駄ですよ、と聞こえてしまいます。また、家での輸液を続けても、元気や食欲が無くなります。入院して静脈輸液をしても効果は短時間でした。食欲が今より無くなればどうすればいいいかと訊いてみたときは、チューブの栄養剤を口に塗ることとの答えでした。これらの答えに頷きはしましたが、私は納得していませんでした。それならば、このまま弱り果て、死んでゆくのを飼い主も了承し、希望のない毎日を、暗い気持ちで過ごすことしかありません。もっと何か方法があるに違いない。完治はしないにしても、いつかは命が終わるにしても、今はまだ諦めるには早すぎる。そう考えるようになってきました。かかりつけの先生からは同じ答えしか返らないので、他の先生ならどういう考えを持ち、現状の改善が出来る方法を示してくれるのではと思ったので、年が明けたら行ってみようと思っていました。今日は雨で空いているではないかと夕方から頑張って出かけてきました。

JJのこれまでの流れを話し、どうすればいいか尋ねました。院長先生は気さくな方で、分かりやすく説明をしてくださいました。前の病院では血液検査も昨年9月以降はおこなわれていなかったので、さっそくそれからということになりました。予想通りによくない数値が出ました。このブログでは数値や治療法についての詳細は控えようと当初は考えていましたが、同病のネコたちと飼い主さんたちの参考になればとお知らせします。驚かないでくださいね。

BUN 123.8 (ネコ正常値は17.6~32.8) 
Cre   6.4    (ネコ正常値は0.8~1.8)

その他、IP(リン)は11.8(ネコ正常値は2.6~6.0)など腎機能に関する数値は非常に悪いものでした。おまけに赤血球の数が減っていました。ネコでは最少500万ですが、456万と切っていました。先生曰く、赤血球が少なくなると、輸液の量を控えなければならないとのこと。ますます血液が薄まるからです。それなら輸液を必要とする腎臓はどうすればいいのかと尋ねました。それにはBunとクレアチニンの数値を下げる努力をするのだということです。先生の処方は以下です。

・胃薬を飲ませてからリン低下剤を与える。
・Na(ナトリウム)も正常値ギリギリの値なので、電解質サポートパウダーを溶かして与える。その際にネコ用消化態経腸栄養食、活性炭も溶かし混ぜて与える。
・家での輸液は150ccを超えないこと。(体重×5%を守るため。体重は3キロに落ちた)
・食べることはすべての活力。何でも食べたがるものは与えてよし。

これを10日間続けてみて効果をみましょうということでした。
病院によって、先生によって、ずいぶん治療法も方針も違うものだと思いました。ここ数日間、JJがこのまま弱ってじきに死が訪れるのではないかと気持ちがひどく沈んでいたのです。しかしこうして詳細な説明を聞き、改善に期待する治療方針を聞かせていただくと、希望が見えたような気がします。病院では先生や看護師さんにおとなしく薬を飲ませてもらっていたけれど、私ひとりでは彼の抵抗に勝てるかな。頑張ります。

もうひとつ、残念なことがありました。エイズと白血病の検査もしましたが、予想通りエイズは陽性でした。外で喧嘩ばかりしてきたJJです。無理もないと思います。しかし幸いにも白血病は陰性でした。よかった。エイズも陽性だからと心配し過ぎることはないようです。しかしこの先いつか症状が出てきた時は可哀そうだなぁと少し心配です。

外へ自由に出かけさせていたと話すとたいてい獣医さんは、おやおやといった顔になります。ダメなのかな、自由飼いは。バリノラの、はるかママから生まれたのは庭の隅。ここは家の中だけにおさまる環境ではないし、そんなネコでもないし、外が大好きなJJは、これでよかったんだと思っています。その見返りとしてまだ11歳で体がガタガタになってしまいました。しかしペットとして人間の楽しみの相手が中心という人生、いや猫生ではなく、ライオンのように虎のように豹のように野山を駆け抜け、猫として自由奔放に自然の中で生きてきたJJと、寝床とエサと、彼の求める時だけ‘ニンゲン’を与えること。そうしてきた私自身にもチョッピリ誇りがあり、胸を張っていいんだというのは思い上がりでしょうか。JJはペット(愛玩用動物)などと私は捉えておらず、ここへ集まるすべての猫たちを共同生活者として接してきました。その中心的存在がJJなのです。元気な頃は、ほとんど家に居なかったよね君は。ホントに。

JJ。一緒に頑張ろうね。私はおまえを看取るまで、すべてを投げ打って君に尽くすからね。だから出来るだけ長く一緒に生きよう。君は私の最愛の存在。もっと居て貰わないと困るんだ。君が居ないと困るんだ。もう一度、野山を歩くことは無理かもしれないが、私は君にそうさせてやりたいよ。いったい君がどこで何をしていたのか私にはまったく分からなかったんだけど。とにかく楽しくて仕方なかったようだった。眠っていて見る夢は、野山を駆けていることかな、野ネズミを狙っている時のことかな。

今日は疲れたのか私の膝でぐっすり眠っています。それで私は何時間もベッドの上から動かずにいます。病院を出ると外は暗く、JJと雨の夜のドライブ。私は彼の好きな歌を口ずさむ。すると車嫌いの彼は安心する。まだ出来ることがあると分かった帰り道は、すこし素敵な時間でした。どうしてこんなに可愛いんだろ、私のJJは。

 

 

 

 

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