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2018年11月27日 (火)

家での補液 猫の腎不全

こんばんは、皆さん。今日は家での補液について書いてみます。
 
腎不全の犬や猫たちには輸液が必要です。リンゲル液を補うことにより体が楽になります。方法は病院で医師にしてもらうか、家で飼い主がするかです。通院は大変だという方も居られるし、お金もかかります。出来れば家でしてあげるのがいいでしょう。しかし嫌がる猫も多いようです。私もJJの時は嫌がって困りました。その為に閉じ込めるような箱や、その他のグッズも売られています。また、洗濯ネットに入れてという方法もあるようです。しかし、それらは余計に嫌がることもあります。どうしてもじっとしてくれず手を焼きました。最初は点滴のセットでしていました。早く液が落ちるように工夫をしたりもしましたが、JJはそこから動こうとしました。そこでシリンジで短時間に入れるという方法を選びました。今では点滴よりもそれの方が多いのではないかと思います。
 
JJの時は好きな食べ物を前に置き、その間に背中の皮をつまんでおこないましたが、食べ終わるとすぐに逃げ出そうとし、一回に20ccしかできないこともありました。そんな時はあと2~3回おなじことをしなければならず、可哀想でした。しかし、語りかけながら、なだめながら、褒めながらおこなうと少しの間ならじっとしてくれるようになりました。彼の場合は規定量を入れるのが難しかったですが、心を鬼にして針を刺し続けました。辛かったです。本当につらかったです。この度、ママのはるかちゃんにも同じことをまたしなければならないと考えた時、何とも言えない気持ちになりました。猫も飼い主も辛い皮下注射での補液には共に大きなプレッシャーを感じました。
 
しかしながら今回は思いのほか順調に行なえています。その理由を考えてみました。まず、はるかちゃんという猫は肝っ玉が据わった猫であること、とても賢く、飼い主に全幅の信頼を置いていること、コツが甦った私の素早い注入に苦痛を感じる様子が無いこと、前回と同じで好きなフードを目の前に置き、食べ始めるとすぐに背中をつまんで注入し、なるべく早く終えるよう力を込めてシリンジを押し続けること、その際に褒めながら、彼女の好きな歌を唄いながら押し続けることもしています。動物には人の言葉が分からないと思われていますが、言葉の詳細は分からなくても、こちらが一生懸命になっていることは理解しています。手こずったJJでも私がうまく出来なくて半泣きになっていると、背中を向けてじっとしてくれるようになりました。心は通じます。飼い主の気持ちを猫たちは理解します。ですから嫌がる猫さんたちには、なるべくモノで拘束するのではなく、言葉で、気持ちで落ち着かせてあげて補液を試みてください。必ずじっとしてくれるようになります。
 
はるかさんは私の手による補液を嫌がることもなく、日課として捉えてくれたのかスムーズにおこなえています。今の時期は輸液を少し温めてあげるといいですよ。シリンジに入れてから、針をつけない状態でレンジにかけます。私は30ccを15秒ほど温めています。背中に冷たい感覚がするよりいいと思います。輸液効果でしょうか、体調を崩す前の具合が悪そうでなかった時よりも食欲があり、元気になった気がします。とにかく補液です。あなたの猫さんもきっと解ってくれます。諦めずに頑張ってください。

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2018年11月26日 (月)

猫の腎不全 食事など

こんばんは、皆さん。
はるかさんの補液は順調で、食欲もあって太ってきました。急激に弱った今月の初めのことを思うと劇的な快復です。しかし快復といっても腎機能が良くなったわけではありません。補液が順調に進んでおり、毎日の苦痛がやわらげられているのでしょう。相変わらず眠っている時間が長いですが、天気のいい日は太陽に陽射しを浴びるため庭に出ます。ついでにトイレも済ませ、と以前の生活の一部を取り戻しています。日に30ccの輸液が彼女の暮らしを支えていることが分かります。
 
食事はヒルズのk/d(腎臓サポート食)の缶詰2種が中心です。体調を崩してからドライは食べなくなり、缶詰のシチューを好んで食べています。ツナ味とチキン味です。同じくヒルズの大きめの缶、これもチキン味とツナ味を与える時もあります。療法食は高価です。24個入りを買っても食べないかもしれません。hill'sの缶詰を食べてくれるかどうか試したい時は、一個でも送料無料のヨドバシがおススメです。先日、156gの二種類を24個入りで買おうかと考えました。しかし食べなければ6000円ほどのフードが無駄になります。そこでヨドバシで一個ずつ買ってみました。それはシチュータイプではなく、きめ細かく練り上げたフードした。こちらも気に入って食べてくれました。1~2個のお試し購入はぜひヨドバシで。アマゾンではまとめ買いのみ、一個で買える動物病院のネットショップでは数に関係なく送料がかかります。その点、ヨドバシが便利です。食べてくれたら価格比較をし、他でのまとめ買いがいいですね。
 
フードと言えば私は初めて腎臓ケアの食事を作ってみました。タンパク質が良くないとはいえ、全く摂らない訳にいきません。鶏肉(モモ肉)、鮭、タラなどがいいそうです。もちろんすべてナマです。野菜は大根、キュウリ大豆などがいいとか。hill'sのシチュー缶にも人参やジャガイモが少量入っています。キュウリはすりおろして混ぜると水分摂取が出来るとか。モモ肉が無かったので、ササミで作ってみましたが、はるかちゃんは食べてくれました。
 
作り方は簡単です。ササミとジャガイモ、ニンジンを柔らかく煮込み、すりばちで滑らかにしました。もちろん味付けは無しです。与えてみたらとっても喜んで食べました。残ったものは500円玉大の大きさで冷凍しました。私は既成の缶詰でも鮮度が落ちないように、缶を開けると一回分を食べさせたあと、同じように冷凍します。スーパーの食品トレイに並べて凍らせます。その後チャック袋へ。そうするといつでも解凍して新鮮なフードを食べさせることが出来ます。手作りご飯は以下を参考にしました。

◎猫の腎不全 手作りごはん  「にゃんたといっしょ」さんより

腎不全で食欲が無いと心配しますね。とにかく食べて欲しい。食べてくれないと私まで食欲も元気も無くなってしまいます。はるかちゃんはイイ子で、言い聞かせたり褒めたり、好きな歌を唄ってあげたりしながら輸液が出来ているので、今のところ穏やかな日々が過ごせています。(息子のJJは嫌がるので補液には手を焼きました) 彼女との幸せな時間を大切にしながら前へ進もうと思います。ゆっくりと、心の準備もしながら、たくさんの思い出を語り続けてあげながら…。

腎不全の猫を看病している皆さん、もしもお辛い時や悩んでいる時、コメントにお書きください。(すぐに公表はされません。公表の是非は皆さんの御自由です) コメント欄に書いて頂きますと私のメールアドレスに届きます。宜しかったらそちらから返信をいたします。猫のことなら何でもかまいません。どうぞご遠慮なく。   良

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2018年11月21日 (水)

どこまで補液?猫の腎不全

はるかさんは毎日30ccの補液を我慢してくれます。声をかけながら素早く行うのですが、彼女の協力が無ければうまくいきません。はるかさんは頭のいい猫です。多くの言葉を覚えていること、何をしてはいけないかを分かっていることなど子猫の時から賢くていい子でした。ノラ出身だけれど賢いので人間に適度に近づいて餌場をいくつか持っていました。(と思われます)最終的には右近庵の庭で子育てを始めたので、他のスポンサーよりも私 頼ってくれたのは嬉しいことでした。そして晴れて自由猫の飼い猫になったのです。
 
現在は補液の効果か食欲はかなり戻りました。眠って食べてを繰り返しています。ヒルズの腎臓サポート用缶詰を与えていますが、これだけで大丈夫なのかと案じてはいます。でもドライは全く食べなくなってしまいました。同じウェットでもロイヤルカナンは食べません。ネットで調べてみると手作りのフードの作りかたが掲載されていました。新鮮な生の鮭やタラなどを使い、にんじんや大根などを混ぜてもいいとのこと。キュウリも書いてあったけれどそれは好まないのではと思います。好んで食べるヒルズの缶はシチューなので野菜も入っています。人参はいいようですね。
 
腎不全の猫はたくさん居ます。飼い主さんたちは同じように心配し、奮闘しているのではと思います。私はJJの時に経験をしたからか、自分の方向性が見えています。猫の22歳は人間なら104歳。年齢に不足はないものの、先に24歳5ヶ月で送った猫くらいまでは頑張るのではと思っていたので、急激に弱ったことには落胆しました。今後の方針は無理なことはさせず、いつもそばに居てあげるということです。あまりに元気が無いとJJは入院させて静脈から輸液を入れるという処置を何度か受けました。帰ってきたときは確かに元気ですが、それもつかの間、じきにまた弱ってくるのでした。そんなことを繰り返したことは彼にとっていいことだったのか、徒に命を引き延ばしただけではなかったかという想いが今も残っています。
 
この点に関しては飼い主さんの考えが重要です。楽にさせるために静脈から輸液を入れる処置は決して腎不全の長期的な改善や飛躍的によくなる治療ではありません。現状より少し楽にさせるためのものです。しかもその間は病院のケージでひとり過ごすことになります。猫にとっては飼い主さんのそばに居ることがいちばん安心できることは言うまでもありません。一時的な短期間の快復を望むか、体は辛くても心は安心できる場所に居て自然に委ねるかという選択になります。恐らくその処置を受ける話が出る時にはかなり進行しているでしょう。腎機能も10%あるかないかという状態ではないかと思います。それならば尚のこと、残された時間を共にゆったりと過ごすことの方がよいと今の私は考えます。はるかさんの愛息JJの時、腎不全が分かった時すでにステージ4の重症で、うろたえてしまいました。その時の反省を糧に、はるかママには接していきたいと思っています。
 
家での補液にはJJも耐えてくれ、健気でした。でもそれも出来ないほど体の水分が無くなって背中の皮膚が痩せた背骨に張り付き、つまめなくなってしまいました。その時、決めました。もう補液も終わりにしよう。それが急速に死に近づくことだと分かっていました。でもJJはそれを望んでいました。真冬の深夜に外へ出たがり、やがて霜がおりる土の上に香箱ずわりをするのです。死期が近いと悟っていた彼は外で死にたかったのです。寒い二月の真夜中、そうさせてやることが私にはどうしても出来ませんでした。それも悔いのひとつです。どんな形で送っても悔いは残ります。どの猫にも悔いはあります。せめてその経験を、この先のはるかさんに活かしていけたらと思っています。

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2018年11月19日 (月)

老猫のはるかさん少し快復

その後のご報告をいたします。
今月4日に体調がひどく悪くなったはるかさん、翌日に病院へ行きました。
血液検査の結果、慢性腎不全のためだと分かりました。以前よりその傾向があることは分かっていましたが、急激な食欲不振と早い呼吸に危機感を覚えました。検査の結果、クレアチニンの数値よりも深刻なのが赤血球の激減でした。そのため貧血の状態でした。それも腎機能が低下していることにより腎臓で赤血球を造れない状態にあるからとのことでした。さしあたりその日は40ccの輸液をしていただき、しばらく毎日それだけの補液をすることになりました。通院をと言われましたが、私には家での補液の経験があり、その選択をしました。
 
はるかさんの息子のJJに補液で辛い目に遭わせた日々がよみがえりました。それを思うとつらかったのですが、はるかさんの状態はJJほどの最終段階では無かったので、希望をもって取り組むことにしました。初日は嫌がって困りました。皮下補液は皮膚をつまんで三角を作り、その中心部分にシリンジの針を刺して注入します。一度に40ccは我慢してくれず、2回に分けておこないました。その際、いつもの腎臓ケアのフードの上に、ほんの少しだけ大好きな老猫用のスープが多いフードを5円玉の大きさほど置き、舐めている間に注入しました。祈るような気持ちで針を刺し、無事に終わると“賢かった”ね涙目で撫でてあげました。同じようなことをされている皆さんは多いと思います。動物を飼えばいつかは訪れる病気と対峙し、辛い思いをさせなければならないことは、飼い主にとっても辛いことです。
 
2週間の補液の後、彼女は少し元気を取り戻し、食欲も回復しました。けれど治った訳でもなく、腎臓の機能が回復した訳でもありません。いったん破壊された腎臓は二度と蘇ることはありません。それは人間も同じです。その為、今後は体を楽にするための補液を続け、命の終わりまで彼女にとって最も良い逝き方を念頭に置き、決して無理な延命はしないことと考えるの至ったところです。先にも書いたように、私自身も終活を始めています。長い年月を関わった多くの猫たちの最後の猫として、大切に彼女と過ごしたいと思っています。飼い主もはるかさんも、ようやく補液に慣れてきたところです。それをしないと途端に元気を失ってしまうので、今後も毎日ともに頑張っていきます。
 
先週の土曜日の検査でクレアチニンの数値が少しだけ下がり「3.5」になりました。それでもステージ3は変わりません。補液の後、おいしそうにフードを食べ、私のそばで穏やかに過ごす彼女といる時、幸せな時間が流れています。これがいつまで続くものか分かりません。長いものか短いものか分かりません。いずれにしても、出来る限り彼女の望んでいるだろうやり方で、環境で、共に過ごしたいと思っています。
 
共に暮らした家族同然の動物たちの病気と向き合っている皆さん、お辛いと思います。私も辛いです。しかし仏教にもあるように生きとし生けるものは皆「生老病死」を避けて通れません。生きていることそのものが苦しみであるところから始まり、死に至るまで苦しみは付きまといます。いつか訪れる別れは悲しいものですが、そこへ到達する道のりを、可愛いあなたの大切な家族と共に静かに頑張ってください。私も頑張ります。   良

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2018年11月12日 (月)

はるかさん体調不良に

ご無沙汰しています。
昨日、『右近トーク』に掲載した記事から、はるかさんのことを述べた部分だけ此処にも掲載いたします。(途中、意味不明の部分は右近トークで全文をお読みください)
約一か月の記事に元気ですと書いたばかりでしたが、ついに体調を崩してしまいました。
しかし私も彼女も頑張ります。無理をさせず、腎不全と向き合っていきます。
 『右近トーク11/11より』 (事情により現在は削除)  
 
                 (中略)

この鬱陶しいことよりも私が心を痛めていることがあります。それは此処に住んですぐに子猫でやってきたサビ猫の‘はるかさん’の具合が悪くなったことです。一週間前、急に元気が無くなり食べなくなりました。翌月曜日に病院へ連れて行くと、腎不全が進んでいること、それにより赤血球を作る機能が衰えて極端に数値が悪くなっていることなどが分かりました。その結果、輸液を始めることになりました。通院は私も猫も大変なので、家で輸液をすることになりました。はるかさんの息子のJJの時もしましたが、輸液をしてもどんどん悪くなっていく様子につらい毎日でした。そのことが蘇りました。でも少しでも楽になるために輸液は必要です。一日に40ccを入れるため、はるかさんも私も頑張っています。朝夕20ccを2回です。針を刺すのも我慢してくれるはるかさんが健気です。いつかこうなることは分かっていました。もう22歳ですからね。息子のJJの時の後悔がいろいろあるので、はるかさんには彼女がいちばん望む状態で今後は過ごさせてやりたいと思っています。

それやこれやで私はまた痩せてしまいました。看病するのに私が倒れてはなりません。しっかり食べて頑張ろうと思っています。はるかさんのことが一番で、そのためか隣の人間の迷惑な行為に対する私の苦しみや嫌だと思う気持ちは、狂気の沙汰と言える度々の大量の焼却で鬱になってしまった夏場よりも和らいだと感じます。窓を閉めても匂いや塵埃は入ってくるのですが、今は夏場ほど戸や窓を開けていないことで緩和されてもいるのでしょう。思えばこの地に越してきた時からずっと、私はこの人物に恐怖を感じていました。どこかしら普通ではない雰囲気。それはこういうことだったのかと、よほどの運の悪さを後に嘆くこととなりました。これ以上の空気の悪さは私の寿命(もちろんはるかさんも)に関わると判断し、彼女を連れて脱出を考えていたところ彼女の具合が悪くなりました。物件はすでに決めましたが、しばらくは看病に専念したいと思っています。年が明けてはるかさんも飼い主も体調が回復したならば、移動することにしました。

そういう事情でまた更新が滞るかと思います。はるかさんは此処に越してきた時、最初に訪れた野良の子猫です。可愛い子猫たちも産んでくれました。悲しい時もつらい時も、いつもそばに居てくれました。私の残りの人生でするべきことの一番目のミッションは、はるかさんを看取るということです。私が突然に逝くなどあってはいけない。そう思って暮らしてきました。ですからこの最重要のするべきことをしっかり果たしたいと考えていました。人間なら104歳と高齢なので今後どれくらい頑張ってくれるのか分かりませんが、何がいちばん彼女の望むことかを考え、この素晴らしい猫に最後まで尽くし続けたいと思っています。皆さん、見守ってください。

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