« 老猫のはるかさん少し快復 | トップページ | 猫の腎不全 食事など »

2018年11月21日 (水)

どこまで補液?猫の腎不全

はるかさんは毎日30ccの補液を我慢してくれます。声をかけながら素早く行うのですが、彼女の協力が無ければうまくいきません。はるかさんは頭のいい猫です。多くの言葉を覚えていること、何をしてはいけないかを分かっていることなど子猫の時から賢くていい子でした。ノラ出身だけれど賢いので人間に適度に近づいて餌場をいくつか持っていました。(と思われます)最終的には右近庵の庭で子育てを始めたので、他のスポンサーよりも私 頼ってくれたのは嬉しいことでした。そして晴れて自由猫の飼い猫になったのです。
 
現在は補液の効果か食欲はかなり戻りました。眠って食べてを繰り返しています。ヒルズの腎臓サポート用缶詰を与えていますが、これだけで大丈夫なのかと案じてはいます。でもドライは全く食べなくなってしまいました。同じウェットでもロイヤルカナンは食べません。ネットで調べてみると手作りのフードの作りかたが掲載されていました。新鮮な生の鮭やタラなどを使い、にんじんや大根などを混ぜてもいいとのこと。キュウリも書いてあったけれどそれは好まないのではと思います。好んで食べるヒルズの缶はシチューなので野菜も入っています。人参はいいようですね。
 
腎不全の猫はたくさん居ます。飼い主さんたちは同じように心配し、奮闘しているのではと思います。私はJJの時に経験をしたからか、自分の方向性が見えています。猫の22歳は人間なら104歳。年齢に不足はないものの、先に24歳5ヶ月で送った猫くらいまでは頑張るのではと思っていたので、急激に弱ったことには落胆しました。今後の方針は無理なことはさせず、いつもそばに居てあげるということです。あまりに元気が無いとJJは入院させて静脈から輸液を入れるという処置を何度か受けました。帰ってきたときは確かに元気ですが、それもつかの間、じきにまた弱ってくるのでした。そんなことを繰り返したことは彼にとっていいことだったのか、徒に命を引き延ばしただけではなかったかという想いが今も残っています。
 
この点に関しては飼い主さんの考えが重要です。楽にさせるために静脈から輸液を入れる処置は決して腎不全の長期的な改善や飛躍的によくなる治療ではありません。現状より少し楽にさせるためのものです。しかもその間は病院のケージでひとり過ごすことになります。猫にとっては飼い主さんのそばに居ることがいちばん安心できることは言うまでもありません。一時的な短期間の快復を望むか、体は辛くても心は安心できる場所に居て自然に委ねるかという選択になります。恐らくその処置を受ける話が出る時にはかなり進行しているでしょう。腎機能も10%あるかないかという状態ではないかと思います。それならば尚のこと、残された時間を共にゆったりと過ごすことの方がよいと今の私は考えます。はるかさんの愛息JJの時、腎不全が分かった時すでにステージ4の重症で、うろたえてしまいました。その時の反省を糧に、はるかママには接していきたいと思っています。
 
家での補液にはJJも耐えてくれ、健気でした。でもそれも出来ないほど体の水分が無くなって背中の皮膚が痩せた背骨に張り付き、つまめなくなってしまいました。その時、決めました。もう補液も終わりにしよう。それが急速に死に近づくことだと分かっていました。でもJJはそれを望んでいました。真冬の深夜に外へ出たがり、やがて霜がおりる土の上に香箱ずわりをするのです。死期が近いと悟っていた彼は外で死にたかったのです。寒い二月の真夜中、そうさせてやることが私にはどうしても出来ませんでした。それも悔いのひとつです。どんな形で送っても悔いは残ります。どの猫にも悔いはあります。せめてその経験を、この先のはるかさんに活かしていけたらと思っています。

|

« 老猫のはるかさん少し快復 | トップページ | 猫の腎不全 食事など »

家猫」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172035/67404967

この記事へのトラックバック一覧です: どこまで補液?猫の腎不全:

« 老猫のはるかさん少し快復 | トップページ | 猫の腎不全 食事など »