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2019年4月28日 (日)

猫の「手づくりご飯」レシピ(その2) 市販の療法食を食べない腎不全の猫さんに

腎不全の犬や猫に手作りご飯をつくるには、食材を選ぶことが大切です。たんぱく質、カリウム、ナトリウムなどの制限がある一方で、それらの栄養素もまったく無しでは身体を維持できません。良質のたんぱく質を選び、抑えるべき栄養素は食材を厳選し、与え方にも工夫が必要です。食材と準備方法、いくつかのレシピを私がつくったものの中で、22歳になる老猫が喜んで完食したものをご紹介します。

材料 
☆肉・魚・・・鶏肉 (モモ・ムネ いずれも可能)  鮭 鱈 鰈 (サケ タラ カレイ)
☆野菜・・・大根 人参 胡瓜(キュウリ) 水菜 小松菜など葉物野菜
☆米飯・卵など

食材の下ごしらえと保存方法
肉・魚
1.鶏肉や魚はレンジにかけて熱を加えた後、皮、骨、脂などを取り除く。
2.肉や魚は身をほぐし、鶏肉は叩く、すり鉢でする、フードプロセッサーで細かくするなどし、食べやすくする。(私は粗みじんに切ったあと、ミニすり鉢を使います。瓶などで叩いた後、刻んでも可能)
3.食品トレーを必要分利用し、2の食材を薄く平たく貼り付けるようにし、軽く押さえて冷凍する。
4.完全に凍れば適当な大きさに割り、それぞれチャック袋に入れて保存する。

野菜ほか
1.大根は5ミリ程度の薄さに輪切りをし、ひたひたの水で柔らかくなるまで煮る。
2.煮えたら熱いうちに叩く、摺る、調理器具使用のいずれかの方法で殆ど塊がない状態にする。(歯ごたえを好む猫さんの場合、多少の塊を残してください)
3.トレーを用意し、スプーンでひと匙すくって置いていく。この時、大根からでた汁も同時にすくう。(ひとつが一食分になります。量は猫さんにより異なります。まず適宜で試してみてください)
4.人参は5ミリ角もしくは薄い角切りにして残った大根のゆで汁で煮ます。
5.軟らかく煮えたら湯切りしてトレーに平たく並べて冷凍し、凍れば割ってチャック袋で保存する。
6.キュウリは熱を通さず、与える猫ご飯を温めたのちにすり下ろして加える。
7.葉物野菜は湯がいたのち、細かく切って猫ご飯に混ぜる。
8.卵もよい食材です。ゆで卵や卵とじを好みます。

米飯
野菜類は「みぞれ和え」のような感じになり、米飯を使うと雑炊や、おじやになります。(雑炊はサラサラしたもの、おじやはぽってりした状態まで煮たものだそうです) 白粥(しらかゆ)や、おじやにして同じ要領でトレーに載せて凍らせておくと便利です。卵でとじたおじやも好みます。タラやサケ入りのおじやも凍らせておくと便利です。

◎作るうえでの注意とコツ
・どの食材も絶対にナマで与えない。かならず火を通す。
・しかし食材は過熱しすぎない。(水分を飛ばしてしまうとうまく潰れず貴重な水分補給が害されます。また、加熱時には必ずラップか蓋をしてください)
・味付けはしないこと。人間ではないので塩味などはあまり必要ありません。腎臓に最もよくないので絶対に調味料は使わない。天然のだしを使うのは可能で風味や香りが増します。猫は香りが肝心です。
・猫は生温かいものを好みます。解凍後、まだ冷たかったり熱すぎては食べません。人肌くらいが最適です。与える前に常温解凍し、1~3秒ほど加熱するのがいいでしょう。凍ったものを解凍する場合も温める場合も必ず蓋をしてください。熱いのが飛び散って危険です。レンジ内も汚れます。やるうちに加熱時間のコツが次第にわかってきます。も

これは食材をトレ―で冷凍するところです。上から順に鶏肉、鮭、人参、大根。下の2枚は上から「とり肉と鮭のみぞれ和え」と「鮭と鱈のおじや」です。はるかさんが完食してくれた猫ごはんです。今後も完食した猫ご飯を掲載します。

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