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2019年5月30日 (木)

飼い主も闘う 弱って食欲のない猫に食べさせる努力

皆さん、こんばんは。
ブログを長くやっていると不思議なことがよく起こります。例えばアクセス数。今日はどういう訳か、いつもの10倍ほどもお客様が。しかもこの猫ブログだけではなく、メインブログの方はもっと多くていつもの30倍ほどのお客様。このような現象がなぜ起きるのか以前は不思議で仕方がなかったのですが、今はその理由が何かを考えようとしなくなり、どなたかが、ご自身のブログでご紹介してくださったページがあるのでしょうと勝手に考えています。『右近トーク』の方は記事数がすでに1865と多く、十数年間なんだかんだと喋ってきたものの何かが突然にヒットするのだろうと想像しますが、こちらのブログは記事数も298と少なく、アクセス数が急激に増えることは殆ど無かったことです。そのため何故なのかと考えます。おひとりの方が何ページもご覧になったようなPV(ページビュウ)の数字が大きくなることは珍しくはないのですが、いったい何がヒットして今日は大勢の皆様がお越しになったのでしょう。ちょっと知りたい気がします。とにかく、ご訪問ありがとうございます。

それはさておき私は前回、ひどく暗~い感じで更新してしまいました。確かにあの時は暗い気持ちになっていました。暗くなるか前向きになれるか。それはとても単純なことで、はるかさんが食べてくれるか、くれないか、それによるのです。ここ数ヶ月、私は食が細くなる一方の彼女のために努力を続けてきました。療法食を食べてくれなくなったら手作りをし、それを食べてくれたら張り切って作りました。しかし手作り食も飽きてきたら市販のフードをを血眼(ちまなこ)になって探し、あれこれ買い漁ってみたりもしました。療法食じゃなくても食べてくれるフードがあったら食べさせないと。そんな思いで探し続け、買い続けました。

食べてくれたら元気になる、食べてくれたら生き続けられる。だから食べてくれたら単純に私は気持ちが上を向いて明るく接しているのです。食べてくれないと私は笑顔も無く、仕方なくそのフードをジップ袋に入れて冷凍しておき、旧宅に住みついている猫のエサに混ぜます。(その子はトグロちゃんというサバトラの女の子です。またいつかご紹介します) 人間も猫も自分で食べられなくなれば死期が近いと言います。それで食べないと私は焦るのです。まだ死なせたくないという一心で何でもいいから食べる気を出してくれるものが無いか考えあぐねるのです。大好きだったものに突然ソッポを向くことが続き、ほとほと困ってしまっては、気を取り直して食べるものを探しました。以下が現在、食べてくれるものです。

◎たまの伝説。何も入れないシリーズ まぐろ・かつお・ささみ

最初に与えた時は、ものすごい勢いで食べてくれました。口内炎の為、今は水を少し足し、すり鉢で滑らかにして与えています。ささみは食べなくなり、あとのもいつ飽きるかヒヤヒヤしながら与えていますが、トッピングに‘ちゅ~る’を微量のせると勢いよく食べてくれます。しかし猫たちに超人気のいなばのちゅ~るシリーズは、塩分が濃いので常時与えるのは健康な猫さんでも避けたいと言われています。はるかさんはすでにステージⅣです。その為エサを山型に形作り、ほんの微量を頂上に付けておく感じで利用しています。猫にとって麻薬のようなちゅ~る。与え方に気を付けてあげてくださいね。<余談ですが私は‘おやつ’は不要かと思っています。関わった猫で長寿だった猫は、カリカリだけを好んだ猫(だっこ24歳5ヶ月)、生き物を捕まえて食べて暮らした後、ドライフードだけ(はるかさん22歳)。おやつ等は与えていませんでした>

いろいろ食べなくなって以後、食べてくれそうな介護食と書いてある缶詰やパウチもいくつも買ってみましたが喜ばず、ただひとつ「何も入れない」シリーズは素材の味だけなので好んでいるようです。夢中で一気に食べさせるため微量のちゅ~るを使うのは仕方が無いと思っています。

現在は、あんなに好きだったモンプチのテリーヌにも、アイシアの「18歳かがやきソース」にも見向きもしなくなりました。「20健康缶」はなめてくれます。口内の事情で、とにかく滑らかにしてあげないと食べられなくなっているはるかさんです。それともうひとつ困っているのは便秘です。少食とは言え出てはいたのが、もうかれこれ二週間も出ていません。先生に相談しなければと思っています。

食べないからと暗くなる私より、しんどくて、しんどくて、どうしようもないだるさと闘って辛いのは猫の方です。飼い主は食べないからと自分が落ち込んで暗くなってはいけない、そんなときほど笑顔で接してあげなければならないと反省した次第です。皆さんの猫さんも、心配顔や悲しい顔の飼い主さんより、明るい笑顔で、明るい声で、話しかけてあげる方が、しんどさを和らげることになるのではと思います。いろいろあります。でも、頑張りましょうね。 良

 

 

 

 

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2019年5月29日 (水)

より良く過ごしたいエンジェルタイム

ご無沙汰いたしました。
はるかさんの状態は、よくない方向へ進んできました。

歯周病&口内炎は薬を飲ませて改善しましたが、薬が無くなると再び食べるのが辛そうに見えます。その為か病気の腎機能の悪化もあるのか、食欲そのものが減退してきました。きのう喜んで食べたものを翌日にはもう食べなくなるなど、好きだったものすべてがみるみる拒絶になっていきます。そのたび私も元気をなくし、暗い気持ちになってしまいます。

あれから結局のところ既製の好きだったフードを与え、少しでも栄養を摂って欲しいと考えました。そのフードが腎臓にいいとか悪いとか言っていられなくなってきました。私が作るフードでは(と言っても野菜類は食べてくれず、魚かチキンをレンジで解凍したり細かく刻んだりという程度のことになっていたが)、サケとチキンを食べなくなり、タラだけは食べてくれたのに、口の中の状態が悪くなって以降、タラをすり潰しても殆ど食べてくれなくなりました。来るべき時が来たのかもしれません。いよいよ本格的に‘エンジェルタイム’に入ったのかもしれません。

ベランダへ出ることもしなくなりました。気持ちよさそうに寝ていたのに、敷居をまたいで出るのが億劫になったのかもしれません。それでも朝になると私のベッドに上がっていることが多く。私が目覚めるのを静かに待っています。目覚めたら餌の要求をする鳴き声が、一度だけあったのも無くなりました。むしろきのうからは口のそばにトロトロのフードを置いても舐めるどころか砂を掻くような仕草で拒否をします。この朝食は最も好きなものだったのにと悲しくなりました。それでも私は今朝、それをシリンジに入れて強制給餌をおこないました。無理やり口に入れました。

私は毎日とても迷っています。猫の意思を尊重すべきか、それとも人間が考える‘出来るだけ長く生きておく方法’を行うべきかについてです。医療に関しては延命治療は一切しないと決めています。先日の「もうこの子は十分に頑張っていますよ」という先生の言葉にも、そういうことはこの子には不要だという考えを感じ取りました。ただ私が案じていることは、今後はもっと水分が体から無くなっていき、皮が骨に張り付いたようになって辛そうな状態になった時、それを私は見守るしかないという誠に双方が辛い時が確実にやってきます。人間の臨終間近のように、その時に苦しみを和らげる処置というのはあるのだろうかということです。もとより安楽死は望んではいません。もし苦しみの時間が長く続けば私も本当につらく悲しいので、その時には誰を何を頼ればいいのだろうと考えてしまいます。

結論から言えば誰も頼れないのです。苦しい彼女をそばで優しく励まし、別れを惜しみながら眠るように逝くまで私は見守り続けたいと考えています。けれど今、そのことを考えることが辛く、苦しく、悲しくてどうしようもありません。確実に‘エンジェルタイム’に入ったかもしれない今、さしあたり出来るだけ長い時間を彼女が喜ぶ‘私もそばに横になる’ということをしてあげたいと思っています。もはや彼女は嬉しい時のゴロゴロゴロすらできなくなっています。それでも唸るような声で、喜びを精いっぱい表してくれます。けなげです。せつないです。愛しいです。

最近、私の目は一日じゅう涙でいっぱいです。風邪でも花粉症でもないのに鼻をシュンシュン言わせています。私の方がずっと情けない状態です。一日のシーンを何枚も写し、記録して書き留めています。なるべく明るく接し、‘その時’が来ても取り乱すことなく静かに送ってあげられる飼い主にならなければと考えているところです。

こういう事情で更新がままならなくなりました。生活のすべてを老猫はるかさんに捧げて共に穏やかに過ごしたいと思っています。  良

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2019年5月20日 (月)

老猫に改良型手作りご飯を開始決定 (腎不全stage4・1997年生まれ)

こんにちは、皆さん。
前回の記事投稿から約二週間が過ぎました。ご心配をおかけしたのではないかと思います。はい、あれこれ大変と言えば大変でした。

前回に、次回は与えているサプリについて語ると言いましたが、サプリを与えることよりも食べなくなって困っていました。なかなか難しい老猫はるかさんは、喜んで食べていた私の‘手作りごはん’を突然に拒絶してしまいました。えっ?あんなに喜んでたくさん食べてくれたのにナゼ??猫とは気まぐれ、こういうこともあろうかとは思っていましたが、その時期は予想よりも早くやってきました。私の手作りごはんの作り方は大根を煮てつぶしたもので白身魚やチキンを和えるといったものが主流でした。記録によれば今月の8日、9日には‘サケみぞれ’‘チキンもぞれ’‘タラみぞれ’の記述がありますが、10日には‘赤魚みぞれ’を食べなくなってしまいました。あれれ、なんで?と私。それならと大根を洗い流して赤魚だけにすれば食べました。同じ日の午後からに元気がなくなるとも書いています。この日の午前には鮮度のいいサワラを多めに食べました。しかしそれがいけなかったとは考えにくいのですが・・。ということで、ここまでの特製手作りごはんは終了することになりました。

翌11日、以前から大好きで朝いちばんには必ず舐めるアイシアの‘健康缶(パウチ)20歳’です。その他、日清の‘和の究み’、‘ピュリナモンプチかがやきサポート18歳’、‘ピュリナ テリーヌの缶詰2種’と‘たっぷりとろとろソースの2種’、‘にゃんにゃんカロリー<ミルク味・ホタテ味>’などを利用。大根ナシのタラやサケの身を与えると食べましたが、療法食は相変わらずスルー。もう彼女が療法食を口にすることは無いと見えました。(療法食のドライは以前から。ウェットもすべてNo!) 食べてくれるこれらの既製フードは年齢や腎臓に配慮したという文字があるものの特に表示がなく、好きなフードには健康な猫用のフードもあります。配慮したフードも療法食のような効果は無いでしょう。それらを与えて腎機能は更に悪くならないかという懸念がありました。しかし、何も食べてくれないなら与えるしかない。この日の記録にはその心配を私は書いています。フードに、リンや窒素の吸着させるサプリや鉄分とビタミン補助、乳酸菌などもこまめにフードに混ぜて与えることでいくらかの気休め(私自身の)になってはいましたが。(※初めて与えるフードは、まとめ売りだと食べない時に困ります。ヨドバシでは何でもひとつから送料無料です。猫フードのお試し買いでよく利用しています)

5月13日、朝に吐き、食欲なく食べ方が少ないなか、午後にはとっても頑張って、うなりながら三回ウ〇コを出し、疲労困憊してベランダで力なく寝ていました。食べないし元気がなく、どうしたものかと考えこみました。もしかしたらこのまま弱り続けて・・と悪い方向に行くのではないかと考えてしまいました。翌14日、私も風邪をひいてしまい絶不調に。猫も飼い主も全く元気なく、それでも猫のこととなると飼い主は起きてシャキッとして世話をしていました。タラやサケを好きなモンプチテリーヌで和えてみたらどうかと思いつき、試してみると食べました。猫は味よりも匂いです。まず匂いを嗅いで食べる食べないを決定します。見た目も味も殆ど関係ないと書かれていました。そうか。好きなフードのトッピングや和え物でタラやサケやチキンを食べさせようと考えました。そしてそれは成功しました。(^_-)-☆

この頃に気になる仕草が始まりました。食べる時に左手で口の所を激しく掻きむしるような仕草をするのです。16日にはよだれも垂れて可哀そうな状態になりました。翌17日に病院へ。先生は一目見て「あ、歯周病ですね」と。続けて「でも歯も抜けないし、どうしようもないので炎症を抑える薬とステロイド、それから便を軟らかくする薬を出します」と仰いました。24歳5ヶ月まで生きた先輩猫のダッコも、その昔、上下の奥歯4本をブいてもらったことがあrりましたが、20歳より若かったので可能でした。今のはるかさんの年齢では麻酔も抜歯も不可能、対症療法しかないのでした。粉薬、プレドニゾロンの錠剤(これは飼い主が長年お世話になったステロイド)そして便を柔らかくするシロップの三種類をもらって帰りました。それらの薬は効果テキメン、口の中の違和感は無くなったようです。薬は8日分が出ましたが、ずっと飲み続けるのかどうかまた聞くつもりです。

口の違和感が無くなればよく食べるようになりました。私は新たな手作りごはんを考えだし、作り始めました。それは何もかもトロトロにして与えることです。つまり人間でいうところの完全な介護食、ミキサー食です。試作品を与えると、美味しそうに舐めてくれ、少し離れて見守っていた飼い主は「ヤッタァ!舐めてくれた~!」と無言で大喜び。\(^o^)/これならタラ・サケ・チキンの三種の神器や野菜類も与えることができます。口の痛みが改善したらタラの身など軟らかいものはそのまま食べてくれるようにもなりました。彼女はなかなかのグルメになっています。タラでもとびきり鮮度のいい身なら食べるけれど、しばらく冷凍していたものはスルーとわがままで贅沢なご隠居になっています。!(^^)!
今、私のするべきことの優先順位第一位は、はるかさんの介護です。私はすべての自分の好きなことは中断させ、ひたすらに彼女に尽くし続けることが任務であり歓びなのです。おなかが満ち足りて穏やかな表情で眠っている彼女を見ていると幸せを感じます。また少し体重が減ったはるかさんです。取り戻すように介護食づくりを頑張ります。私の方、何とか46キロ代に乗り、あと1キロほど増えるように頑張ります。

サプリの件です。今、はるかさんは歯周病の薬を優先していますが、使用してきたものは効果があるのだと思います。以下に名前を書いておきます。効能などは皆さんでお調べくださいね。
〇キドキュア 〇カリナール2  〇ペット チニック 〇プラチナ乳酸菌5000α(アルファ) 〇ベンスルー
腎機能に関しては先生から指示のセミントラをネット購入して継続しています。ネフガードは食べ物に混ぜても嫌がるのでi今は与えていません。

先生に言われました。「いやぁ、よく頑張っていますよ、この子は本当に。水分も十分にあるし」と背中をつまんでおられました。輸液は猫も私も頑張っていますからね。うれしいお褒めの言葉でした。この記事が何か皆さんの参考になれば嬉しいです。今後は栄養価の高い、美味しいとろとろフードを研究して作ってみます。既製品と工夫を凝らした手作りごはんの混合型で今後も続行です。頑張ります。  良

 

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2019年5月 7日 (火)

本日の猫ランチ(5月7日Tues.)

今日のお昼も喜んで夢中で食べてくれました。完食でした。
『赤魚の大根みぞれ和え おろしキュウリ添え』です。

手作り猫ごはんで赤魚を使うのは初めてです。白身のあっさりした魚です。
煮付けなどでおなじみの魚ですが、はるかさんには味付けなしです。赤魚
の皮は薄いので少し残してみました。カラフルで見栄えがしますね。

すでにお気づきのように大根は常に使います。軟らかく煮て潰したものを
一食分ずつ冷凍していますが、毎食使うのですぐになくなってしまいます。
人間の食事で言うと、ご飯(米飯)のような役割を果たしています。

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夢中で食べている様子がコレです。↓
はるかさんは顔が黒いので表情はよくわかりませんが、夢中で食べて
鼻先で押していき、器の向こうからこぼれそうになっています。
仔猫たちは「こぼれたのはボクたちがもらうね!」と待っています。

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これらの食事の時や前後には薬やサプリを服用させています。
私も続けているサントリーのサプリがありますが、長く服用すると効果が
あります。次回は、はるかさんが服用しているサプリをご紹介します。
猫にサプリという考えが無かったのですが、このブログの訪問者様に
教えていただきました。確かに効果があるように思います。

2キロを切りそうだったはるかさんは、手作りご飯とサプリの効果か
体重が今は2.3キロになりました。日によっては2.4キロの時も。
猫ご飯の店主は二時間ごとのはるかさんのご飯に少々疲れ気味。
でも効果が見えてきたので俄然、張り切って作ろうと思います。
これらの記事が皆さんの参考になれば嬉しいと思っています。良

 

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2019年5月 3日 (金)

本日の猫ランチ

↓ これは今日のお昼御飯です。
鮭と鱈(サケとタラ)の大根&人参みぞれ和え、季節のスナップえんどうをトッピング。
美味しそうに食べてくれて完食です。\(^o^)/ 猫食堂の店主も大満足。(^_-)-☆

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↓ これはその前の食事中のはるかさん。この時も夢中で食べて完食。
そばで見ている子たちもビックリの食欲でした。(-_-;)

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2019年5月 2日 (木)

腎不全の猫に「手作りご飯」を選んだ覚悟と決意

こんばんは皆さん。新しい元号「令和」となって二日目になりました。前日と当日、世間は大騒ぎでしたが、私は相も変わらず猫と過ごし、ひたすら猫ご飯を作り続けていましたよ。ここへのご訪問の皆さんは大の猫好きか、はるかさん同様に腎不全を持つ猫さんがそばにいる方々だと思います。今日は私が「手作りご飯」に切り替えた理由に始まり、その覚悟と決意について少し語りましょう。

今月の半ば、彼女が喜ぶだろうと思って外へ二度も連れ出したことが原因で、疲れすぎたせいか全く食欲を失くしてしまいました。元より療法食は好まなくなって食べ残しが増えていました。全く食べない日もあり、完全な療法食ではなく、‘腎臓に配慮した’フードというものなら口にするといった状態が続いていました。そういうものを与え続けていいんだろうかと不安を感じながらも、全く食べないのは困るので与えていました。しかし、今回は動くことさえできず、体重も2キロを切りそうになってしまいました。天気のいい日に外へ連れ出せば喜ぶはるかさんを、つい以前の元気な時のように勘違いしてしまったことを反省しました。食べない、動かない。もうだめかもしれない・・。私のベッドから下りることも出来ない弱りように困り果てました。あいにく動物病院が休みの日で、その間どうしようかと考えました。好きなものなら食べてくれるだろうか。何か食べさせなければもっと衰弱してしまう・・。それまで食べていたヒルズの缶詰は食べなくなり、元気な時に大好きだったモンプチの缶詰が残っていたので与えると食べました。記録によると4月半ばから元気がなくなり、冷蔵庫に保存していた冷凍のタラとサケは食べたので私は救われたような気持になり、ヒルズほか療法食を全く食べなくなったはるかさんに「手作りご飯」で行こうと考えたのは4月19日の事でした。うれしさのあまりブログにも書きました。

それ以来、私は手作りご飯を作っています。試行錯誤(trials and errors)の毎日です。私は真剣そのもので、食べてくれたらバンザ~イ。時間をかけて苦労して作ったのに、クンクンと匂いを嗅いですぐにソッポを向き、砂を掻くような仕草をされて瞬殺の時はガックリです。はるかさんが完全な手作りご飯になって十日少々になります。必要なものを準備して冷凍しておくと、その都度おこなう手間が省けること、何が好きで何が好きではないかなど、かなりのことが分かってきました。準備の要領も心得てきました。しかし分からないこともあります。それは市販の療法食の利用を辞め、手作りご飯だけで本当にいいのだろうかということです。市販のものはきっと腎不全に必要な要素が満たされているに違いない、応急の知識を詰め込んで始めた私の作るものだけで大丈夫だろうか。この疑問は今でも完全に消えてはいません。常に頭の片隅に不安もあります。それでも私はこの選択を変更するつもりはありません。それは食生活の変化と共に、はるかさんにも大きな変化があり、それは市販の療法食を無理やり食べさせていた頃とはまったく違う、待っている間のいきいきとした表情や、美味しそうに夢中で食べてくれる様子が見られるようになったということです。

私には思い込みがありました。それは市販の療法食が完全無欠なものであると信じていたことです。毎日それさえ与えていれば腎不全でも長く生きられるのだと思っていたのです。ですからそれを食べなくなったら別の療法食を買って与え、ダメなら封は切ったものの無駄になり、開封でも受け取ってくださる団体へ送付するなどしてきました。ようやくヒルズの缶詰で落ち着いたと思っていたところ、それも飽きて喜ばなくなり、体調が良くないと全く食べなくなってしまいました。どんな療法食も続けば飽きてしまうのです。それからは何か猫の好むものが入っているだろうと思われる‘腎臓に配慮した’という文言が入ったドライフードやパウチを頼るということに陥りそうになりました。そういうものは完全に信頼していいのかどうか分かりません。だとすれば、内容がわかっているものを食べさせること、猫が喜んで食べること、この二点を満たすのは手作りご飯しかないと考えました。なぜもっと早く気づかなかったのかと悔やみましたが、まだ間に合うと思って作り始めました。人間もそうであるように、毎日おなじものばかり出されたら嫌になります。好きなものが並ばない食卓なんて嬉しくありません。私は体が弱い分「食」の大切さは十分にわかっているつもりです。美味しくて栄養があるもの。猫だって人間だって、そういう食事で体が回復し、心も満たされるのだと思います。

手作りご飯に変えてから、はるかさんの変化には目覚ましいものがあります。まず体重が200g以上ふえました。目力(めぢから)がつきました。以前のように生き生きとした目になり、ベッドからキッチンに居る私をいつもじっと見ています。いつも何か食べたがるようになりました。キッチンでは私のご飯の用意やら他のするべきこともたくさんあり、一日のうち長い時間をそこで過ごしますが、視線を感じるとはるかさんがベッドの上からカウンターのこちら側に居る私を‘ガン見’しています。自分のご飯はまだかなぁといつも考えているようです。もともと食べることが大好きな子でしたからね。心から食べることを愛していた猫さんでした。

私のこの選択が正しいのかどうかは分かりません。しかし市販の療法食を食べなくなった今、他に選択肢がありません。現役引退のシニアの特権である多くの自由な時間を利用し、22年間も共に過ごしてくれたはるかさんに、私の時間もエネルギーも捧げ尽くすことは喜びです。食事を用意する間、じっとこちらを見て待っている彼女。この幸せな時間は永遠には続かない。それは分かっていることです。もしも私の命が尽きるまで彼女が生きられるものならば、私は死ぬ寸前まで彼女のご飯を作り続けることでしょう。

動けて幸せ、トイレに行けて幸せ、ベランダのガラス戸の前で日向ぼっこが出来て幸せ、カチャカチャというご飯の用意をする音が聞こえて幸せ、美味しくて幸せetc・・・。はるかさんが幸せを感じている時間を出来るだけたくさん持てたら私も幸せです。一生懸命に料理をしてあげる彼女が居て幸せ、彼女は美味しくて幸せ。それでじゅうぶん。後悔なんて出来ようもない。するはずもない。そう思って私は手作りご飯を作り続けます。読んでくださってありがとう。あなたの猫さんによろしく。頑張りましょう。それではまた。良

 

 

 

 

 

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