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2019年6月17日 (月)

猫 腎不全 看取る覚悟 送る覚悟

皆さん、おはようございます。
大阪では昨日から拳銃強奪犯人のことで警戒が続いていましたが、逮捕されて安心しました。

今日は看取る覚悟と送る覚悟について考えてみます。
ここへご訪問の皆様は猫さんの介護・看護に懸命の方々が殆どではないかと思います。心配や悲しみ、不安などを感じながら愛する猫さんと過ごしているのではないでしょうか。私もその一人です。はるかさんは腎不全の重度です。でも私はもうクレアチニンやBunの数値を知ろうと思わなくなりました。知ったところで大きな改善をさせる方法が無いからです。食餌療法やサプリも使っての数値改善に努力する時期が済んでいるからです。今はとにかく何でもいいから食べて欲しい。それだけが願いです。これ以上は痩せないだろうと思われるほど痩せました。一日に数回の強制給餌と自主的な食事に力を注ぐことしかありません。

少し前の状態を思い出せば随分と悪い方へ進行したのがよく分かります。今のはるかさんは、まっすぐに歩けなくなりました。口内炎がひどく、よだれを垂らすのでマメに拭いています。目には涙がいっぱいで目やにもよく出ます。背中を撫でてやると悲しいくらい骨ばかりです。体重を計る勇気は無くなりました。トイレまで何とかあるいて行きますが、わずかな高さが越えられなくなり、身体を持ち上げて中に入れます。夜間の排尿はトイレ容器の周りにするようになりペットシーツを敷いています。

食欲の方はマグロやホタテを喜んで食べたと思えば、じきにホタテは食べなくなりました。口内炎で噛むことがつらいようです。マグロの赤身はつぶして円錐に立ててあげると自分から噛んで容器の外へ運んでから食べています。しかしマグロも食べなくなってしまうかもしれません。そうなればすべて強制給餌となってしまいます。猫は味を感じず匂いで食べ物の好みを判断するといいます。強制給餌ではマグロなど好んだものを入れますが、とろみをつけて喉越しをよくするため、好んでよく舐めたトロトロフード(アイシアの20歳とろとろまぐろペースト)で和えます。無理に食べさせ命をつなぐことが正しいことなのかどうか疑問を感じながらおこなっています。

はるかさんは徐々に状態が悪くなっており、遠からず別れの日がやってきます。それがいつなのか分かりませんが、それまでの期間をどう過ごすかは送ったあとの私の気持ちを大きく左右することだと考えています。先日、猫さんを亡くした皆さんの掲示板という所を訪問してみました。悲しみに暮れる皆さんの殆どが‘後悔’を語り、懺悔し、猫さんに謝罪をしています。それは私にも経験がありよく理解できます。はるかさんの息子を同じく腎不全で亡くした時、後悔ばかりで逝った愛猫に申し訳ない気持ちで来る日も来る日も日泣き続けました。

掲示板でみずから懺悔している人々の言葉を読めば、病院へ預けて改善するのを信じていたのに亡くなってしまい、最期を看取れなかった、具合が悪そうだったのに他の用事を優先させて病院へ連れて行くのが遅れてしまった、投薬や点滴が下手だったから申し訳なかった等など、自身を責めている人が目立ちます。それらの方々の気持ちは分かりますが、今それを嘆いても何にもならないということです。精いっぱいしたけれど亡くなることは仕方が無いのです。精いっぱいできなかったとしても猫は飼い主を恨む気持ちなどまったくありません。

しかしながら、もしも可能なら、この‘後悔’をなるべく小さく出来ないものでしょうか。その為には、自分としてできる限りのことをしたと納得できる確かなものが必要です。けれども私のように現役を退いたシニアでもない限り、病気で苦しむ猫に100%向き合うことは難しいです。仕事がある、家事がある、出かけなければならない用事があるなど、看護・介護が充分にできる飼い主さんばかりではないでしょう。そのことを猫は恨みません。これまで多くの猫の死にざまを見てきましたが、重態になれば猫は本来、ひとりで逝きたがります。飼い猫であってもそのような行動をとります。それは本能なのでしょう。最期の看取りは人間界での習慣では重視されますが(しかしそれも送る側だけの大切な儀式であって、当人はたいていすでに意識を失っています)、猫側にそれはさして重要ではないことなのです。起きたら死んでいるかもしれない。私は最近、それを感じて目覚めると真っ先にはるかさんの寝床を見ます。

話を本筋に戻します。出来るだけのことをしておきたいと思う皆さんは、してあげてください。重度の腎不全は人間でもキツイ二日酔いの状態と表現されます。猫も恐らくキツイ船酔い状態だと思います。そんな猫さんですが、飼い主の明るい声での呼びかけは嬉しいのです。餌を無理に食べさせようとして怖い顔をしていてはいけません。食べなくても叱ってはいけません。暗い声や顔もNGです。猫はそれら全部を察知しています。飼い主が明るい声で、明るい顔で接すると、猫はしんどいけれど嬉しいのです。うちのはるかさんは、私がそばで自作の‘はるかさんの歌’を歌うと目を細めますよ。とってもだるくて気分が悪くてつらいけれど、私の明るい歌声は嬉しいみたいで反応してくれます。私は時間がたっぷりあるのを幸いに、出来ることは全部しようと決めています。皆さんも、なるべく猫さんのために出来ることをしてあげてください。猫さんの性格にもよりますが、たいていの猫さんは飼い主の存在を常に感じていたいと思っています。

重度の腎不全の猫は共に暮らせる日々が限られつつあります。悲しいけれど、送る日が一日ずつ近づいています。元気に見えても急変してあっけなく別れが来ることもあります。皆さんが出来ることは、皆さんなりに一生懸命に考えて介護・看護をしてあげること、ほがらかに過ごして明るい声や顔で接してあげること、なるべくあなたを感じ取れる所に居てください。猫さんはそれで充分に嬉しいと思っていますよ。覚悟を持って介護・看護をする。覚悟を持って送ること。情報や、時には医師の言うことに振り回されて右往左往しないことも重要かと思います。自信をもってあなたの考えた介護と看護、そして看取りと見送りが出来るよう努めてください。それが出来れば愛猫が逝ったあと、強いペットロスに陥ることは避けられるのではないかと思います。五年前にはるかさんの息子を送ったあとに、私は後悔だらけで重度のペットロスにかかり、回復に3年間もかかった経験から皆さんにお伝えしました。それではまた。良

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