« 霜月 | トップページ | 今週もお元気で »

2007年11月 3日 (土)

真の教師 見城慶和先生

今週の月曜から木曜まで、夜にNHK教育「知るを楽しむ」という番組で見城慶和(けんじょうよしかず)氏のことを放送しました。これは昨年も放送されたものだそうですが、私は初めて観ました。先生は42年も夜間中学で教鞭をとられ、その間多くの生徒さんと関ってこられました。

ご承知のように夜間中学というのは、事情で学校へ通えなかった人、日本に住む外国人、不登校で中途退学をした人など様々です。みんなそれぞれが真剣に生きている人たちで、その人たちに先生は懸命に国語の授業をします。わかりやすく、覚えやすいように、明るく楽しい授業をおこなってこられました。

その先生を慕う卒業生は全国に居ます。先生は思い出に残る生徒のことを語りながら、カメラも気にせず、号泣されました。そして泣きながら仰いました。「私は彼らのような素晴らしい人たちに多くのことを教えられて幸せです。感謝しています」。

感動を覚えました。これこそ真の教師だと思いました。教えておられるのに、自分が学ぶことばかりだという先生の言葉は、あまりに崇高で胸が熱くなりました。教えることは学ぶこと。いろいろな苦難をのりこえてきた人々を敬い、文字が書けないことは覚える機会が無かっただけだと自信を持たせ、宮沢賢治の詩文を一緒に読んで感動を分かち合うのです。その美しい光景に、私は心を打たれました。

NHK教育 「知るを楽しむ」の再放送は11/5(月)~11/8(木) 午前5:05~5:30です。早起きの方、あるいは早起きでない方も、早く起きて、ぜひご覧ください。今の汚れた世の中で、爽やかなきれいな風を送り続けている見城先生です。(先生は退職後も“えんぴつの会”を発足させ、週に3回廃校の空き校舎で授業おこなっておられます)

秋晴れになるようですが寒くなるそうです。お気をつけください。

|

« 霜月 | トップページ | 今週もお元気で »

右近トーク」カテゴリの記事