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2008年12月31日 (水)

御挨拶

皆様にご愛読いただきましたこの「右近トーク」は、2008年の終わりとともに、本日めでたく最終日を迎えました。すべてのものには始まりがあり、終わりがあります。それらが無いものといえば宇宙くらいでしょうか。いえ、宇宙だっていつかは終わりがくるかもしれません。2003年6月に始めたメッセージボードから数えると5年半、ブログになってこの「右近トーク」に残る2004年10月からは4年余りの年月を楽しく語らせていただきました。

私からは皆さんのお姿が見えないものの、いつも私は皆さんときわめて近い距離にすわり、一緒にコーヒーでも飲んでいる目の前の人に語るような感覚で喋っていました。それは私にとりましてとっておきの心地いい時間であり続けました。読んでくださる皆さんにも右近トークが心地いい場所であってほしいと願いながら、それが果たせたかどうか分かりません。ときには失言もあり、弱音を吐いたこともありました。しかし寛大なお心で温かく見守っていただきましたことを改めて感謝いたします。

ブログ人口はうなぎ登りと聞きます。今や1000万を超えたとも言われます。「手軽に」「気楽に」ホームページをということで急激に広まったブログですが、それらの利点にはマイナス面もあります。言葉を「手軽に」「気軽に」出しすぎてしまうという欠点です。言葉を出すことは必要なことで大切なことですが、容易に言葉を出した結果、さまざまな弊害を生むことがあるのです。楽しく喋りながらも、私には簡単に言葉を出す自分をよしとしないところがありました。

私は書き手です。素人ではありながら、書き手たらんとする者です。そうであれば、私が本来居るべき場所に腰を据え、真剣に言葉と向き合うべきでしょう。身を削るように文章を綴るべきでありましょう。「平成道行考」および水無月右近ならびに安孫子 良を応援してくださる皆さんも、そのことを一番に望んでくださるのではないかと信じて疑いません。

悲しまないでください。嘆かないでください。右近トークを終了するからといって、私が語らなくなるわけではありません。「ひとり言」は不定期に更新を続けます。「右近通信」では何かお伝えしたいことがあるときに記事を掲載いたします。これからも私は皆さんに語りかけます。今後は何も語らないなど私の方が耐え難いことです。ただ、それが誰もが用いる話し言葉という形式ではなく、書き言葉になるというだけのことです。だって私はモノ書きだから。(とうとう自分で言いました)

そういうわけで私は“母屋”の「平成道行考」へ帰ります。しばらく母屋を留守がちにして居心地のいい“離れ”ばかりに住んでいましたが、母屋だって手を入れて大事にしなければ朽ち果ててしまいます。母屋の居間で私はときどき「ひとり言」を書き、それよりも長い時間を小説を書くことに費やし(Webでの中長編の連載は無いと思いますが)、ときには詩も書くかもしれません。しょっちゅう喋っている私は詩を書いても気恥ずかしくて掲載できなくなっていましたからね。とにかくこれまで以上に本気で原稿用紙と取り組みます。

皆さん、親愛なる「平成道行考」閲覧者の皆さん、どうか私の我がままをお許し下さい。体力の衰えとともに、私は同時にいくつもの事ができなくなって参りました。したいことは山積みではありますが、それらの事柄に優先順位をつけ、私の体力で可能なこと、最も皆さんに望まれていることなどを条件に絞り込み、いくつもの中から精選したことに励みます。

皆さん、親愛なる「右近トーク」閲覧者の皆さん、私がここで語らなくても寂しがらないでください。語らなくても私はいつも皆さんのことを想っています。皆さんがいつも私の拙い言葉や文章を待ってくださると感じ続けています。だって私たちには絆ができているのですよ。それはとっても強く、この先も切れることなど無いほど強いものなのです。

あなた、「平成道行考」を「右近トーク」を愛し、水無月右近に安孫子良にお心をかけてくださるあなた。どうぞ安心してください。それらすべてはさしあたって滅びません。あなたが寂しいと感じないために、右近トークはこのまま置いておくことにいたします。あなたが日本のどこに居ても、世界のどこに居ても、私の言葉があなたのそばに居られるように。

ありがとう、皆さん。ありがとう、あなた、あなた、あなた、あなた、あなた、あなた、あなた、あなた、あなた、あなた・・・・・。晴れた日も雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も気持ちいい春の日や秋の日にも私はあなたに待っていただき、あなたに支えられて幸せでした。あぁ、ほんとうに私は幸せ者だ。もう一度、心をこめてありがとう。そしてこれからも。

        2008年12月31日

                      水無月右近&安孫子良

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