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2008年12月 1日 (月)

師走です

師走になりました。今年もあと一ヶ月となりました。早いですね。そう感じませんか。

ところでテレビからいきなり懐かしいメロディが聞えて驚くことがありますね。今日、私は驚きました。なつかし。フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」! これがヒットした頃、私は中学生でした。フランス語ですから意味もわからないまま、“プペドゥ・シプ・ペドゥ・ソン♪”なんて歌っていましたね。あなたも懐かしい?小学生だった?日本人のカバーで知ってる?あなたはご存じない?生まれてない?そうでしょ、そうでしょ。では、まずお聴き下さい。
http://jp.youtube.com/watch?v=-d2mnuhJahU   

私は気がゆるんで少々風邪気味となりました。頭痛がきています。これもいつものことでして、来るとわかっていました。ひどくならないように気をつけます。電車や会場の空調が原因かと思われます。暖房ですが、温風が容赦なく頭の上から出ていましたからね、試験中。乾きすぎたあとはかならず頭痛。ちょっとノドも痛いかな。吸入です。

ところで今日は雨が降ってるの?というご質問にお答えすると、降っていません。じゃ、なぜ? ハイ、本のことや勉強で忙しかったから、ここんトコずっとゆっくり話せなかったので。別に雨でなくてもいいかなぁと。だから当分は“お日様右近”だったり“くもり右近”だったりもします。今月は皆勤を目指しますよ。五月から勉強を始めて、落ち着くときがあまり無かったのですが、きのうもお知らせしたように、今年度のメドが立ったので、とてもホッとしています。ですから楽しくお喋りしたいと思います。どうぞよろしくお付き合いください。

何かするべきことがあるときは、終わればアレをしよう、コレをしようと考えたりしますが、終わると「終わったゎ」←<関西弁でどうぞ>ぐらいでして、さほど感慨深くもありません。そんなもんでしょ皆さんも?感慨深くはありませんが、静かな達成感はありますね。これはケッコウ心地いいものです。だけど、来年からと思っている次の教科のテキスト読もうかなと手に取ったりしてる。(笑) 今日は買ったばかりのクラシックのピアノ曲集をかけてリラックスしていました。いいですね、ピアノ。弾けたらどんなに楽しいだろうなぁ。

私はあまり外出しませんが、きのうのように、どうしてもという時はだけ出かけます。電車も新鮮です。たまにしか乗らないから気づいて、大いに感じるところもあります。きのうは優先座席について思うところがありました。JRで大阪から神戸の元町まで往復をしましたが、帰路のこと。新快速が大阪に先着とかで三宮で乗り換えました。もちろん空席は無いとわかっています。(必死で探して奪取すればあるのでしょうが、そんなコト、カッコわるいよね) それで私は立っていました。私はそのつもりでしたから、疲れていましたが平気な顔をして立ち、さっき書いた解答が良くできていたかどうかレポート用紙を出してたしかめたり、窓から六甲山系の初冬の景色を眺めていました。

私のすぐそばに小柄な老婦人が立っておられました。彼女はもう動き出している車内を眺め回し、空席がないか依然として探しておられました。「よほどお疲れなんだろうな」と思いました。私も気が気でなく、同じように首を回して彼女が坐る席がないか探しました。優先座席はひとかたまりにあり、そこに目が行きました。金色の髪の若い女性、坊主のお兄さん、老年までいかないと見える寝たふりの中年ご夫婦などなど。妊婦さん、こども連れの女性はいいとしまして、老婦人が立っておられても知らん顔の方々が居られます。そんなことは今に始まったことではありませんが、「優先座席」なのに、坐るべき人が坐れないことに静かな怒りを感じました。

私はよほどそれらの方々に声をかけてみようかと思いましたが、控えました。その日の試験のために勉強したことに言葉のポライトネス(politeness)というのがあったのを思い出したからです。人びとの前でかれらに向かってそういうことをすれば、かれらの面子(メンツ←これは中国語でありまする。ちなみに英語ではfaceです)を傷つけると考えました。それで次に電車が停まったときに期待することにしました。そして尼崎でしたかどこでしたか、私も彼女のために1席確保しようと目が皿になっていたかもしれません。

すると彼女の近くの席が空きました。よかった、と思いました。それなのに彼女はじっと見つめているだけで越し掛けません。そのうち他の人が坐りました。彼女はまた車内を眺めまわします。彼女はとっても控えめな女性なのでしょう。(そう。いわゆる大阪のおばちゃんとは大違いです)そのとき、またいくつか席が空きました。もう見ちゃいられない。私は彼女の肩を抱くようにして「さぁ、お掛けになれば」と彼女を促して2メートルほど進みました。

するとそのときです、ジーンズの若い男が乗り込んできて、彼女の目の前をかすめてすばやく坐ろうと中腰になりました。「チョット待ってクダサイ。コノカタガオスワリニナリマス」と、今まさに座面に落ちんとす、という彼の尻をポンポン。おどろいた彼、「あ、いいですよ」とのいたはいいけれど、向かい側の席へそのままの中腰でクルリと尻を回してみごと着席。私はその老婦人さえ坐れればよかったので、もとの立っていた場所へ戻りました。

電車は動き出しました。なんだか視線を感じるなぁと思ってそちらを見ると、むっとしたしたような、あっけにとられたような顔の先ほどの彼の視線でした。「あ、あいつ何者?男か、女か?」みたいな顔で見ていました。私は涼しい顔で夕方になりかけた車外の風景に目をやり、しきりに英会話のことを話題にしてときどき短い英語を練習しているらしき女性達の会話に耳を預けていました。だって聞えてくるものね。うん、なかなかイイ、その発音なんて思いながら。

近頃の若い人の中には、「カッコいい・カッコわるい」が私が思うのと違っていることがあります。優先座席に堂々と坐っている若いキミ、それ、無茶苦茶カッコ悪いんだけど、わかってる? わかってるけどラクなほうがイイもん、だって? キミたちのような人がふえたらどうなるのかなぁ、この国は。そんなキミたちに、今の豊かな日本を支えてきた人たちのことなんかわかりっこないね。けれどキミたちが親になって、ちゃんとものごとを教えられるのかなぁ。心配だなぁ。

私は原則として電車では腰掛けません。よほど空席があれば坐りますが、ふつうは立っています。きのうなんて寝てなくて、フラフラで、ショボショボで、腰も痛くて、左足ガクガクでしたが、美学ですよ、美学。誰であろうと坐りたい人が居る状態の車内では坐らない主義です。オトコは疲れていても涼しい顔で立っているもんだと思ってる。若者よ、体も心も自分であんまり甘やかすんではないよ。そう、誰のためでもなく、キミのために。

老婦人は坐られてからも何度も私を振り返って頭を下げてくださいました。私は恐縮いたしました。私の母は席とり名人で一緒に電車に乗るのが恥ずかしかったほどでしたが、神戸を電車で走っていたからでしょうか、ふと母を想いました。キミにもおばあちゃん、おじいちゃん居るだろ、あるいは居ただろ。だいじにしてさしあげようね、高齢のかたがたを。

冷えますね。今日も一人鍋をしました。下仁田ネギが甘くてとても美味しかったなぁ。今夜はこのへんで。頭痛を早く治します。

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