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2009年9月26日 (土)

“ア、秋”

0926001 秋ですね。
庭では毎年、二種類のコスモスが咲きます。薄いピンクと濃いピンク。植えた覚えはないけれど、どこからか種が飛来して一度咲き、それからは、かならず芝生や花壇に芽を出します。コスモスは生命力旺盛で、ひとつの株が木のようになりますよ。

秋といえば、“ア、秋”という言葉をご記憶でしょうか。何年か前、ビールか何かの宣伝にあったキャッチコピーです。これね、“あっ、秋だ”ではないんですよ。実は太宰の超短編の題名です。詩人になったつもりで書いた3ページばかりのいわば彼のショートショートです。冒頭をご紹介しましょう。(また太宰)

「本職の詩人ともなれば、いつどんな注文があるか、わからないから、常に詩財の準備をして置くのである。『秋について』といふ注文が来れば、よし来た、と“ア”の部の引き出しを開いて、愛、青、赤、アキ、いろいろのノオトがあって、そのうちの、アキの部のノオトを選び出し、落ち着いてそのノオトを調べるのである。」

このあといくつかのメモが続き、五行めに「コスモス、無残。と書いてある。」とある。なぜ無残なんでしょうね。想像してみると、コスモスは大きくなりすぎてよく倒れます。植えたもののひとつは倒れて折れてしまいました。この写真のも倒れました。支柱をしなければと思いつつ、体力が無くなって庭仕事も思うに任せぬようになり、放置していたためです。

でも、コスモスは主軸は倒れても天に向かって枝はまっすぐ伸び始め、きれいな花を咲かせました。しかしこのコスモス、きれいなのは1日かせいぜい2日。花びらを落とすのが早くて、何枚か落ちてしまい、花びらの欠けた花もよくあります。倒れたコスモスか、花びらが散ったか散りかけのコスモスを無残と“詩人”はメモしたのかなぁ。(-"-)

私は一日のうちでベッドに居る時間がほとんどの生活になり、読書に最適の季節到来で喜んでいます。昨夜は相撲の本を読み、力士はその昔、“相撲人(すまいびと)”と呼ばれていたと知りました。“おくりびと”みたい。展覧相撲を始めたのは、聖武天皇だとか。その頃は年に一度、たった一日しか相撲は行われず、七月七日だったそうです。祖とされる人たちは垂仁天皇の頃の人たちで、何と二人のうち、一人は死んでしまった。これには相撲が現在よりも深い意味を持っていたと知ると頷ける。日本書紀や続日本紀にも記されているとか。うむ、なかなか奥が深い。(^_-)-☆

あまり横になっていると運動不足になるので、夕方はかならず一度は庭へ出るようにしています。急いで水をやり、写真を撮ってすぐに家に入るのですがね。今日も大阪は昼間30度を越えたようですね。花を増やしているコスモスと、秋色になった空がきれいだったのでカシャッ!思わず、ア、秋。(だから違うってばぁ) さて相撲もいよいよ明日は千秋楽。朝青龍の全勝優勝なるか、白鵬が2勝して賜杯を抱くかお楽しみ。それでは今夜はこの辺で。相撲中は落ち着かない右近より

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