« 本日“VOICE”に右近庵のカエル君が登場! | トップページ | 『“祈り” ~ キベラから日本へ~』 »

2011年6月11日 (土)

“三ヶ月”に思う

震災から三ヶ月がたった。瓦礫の処理は2割程度、仮設住宅も管首相が約束した数には及ばず、依然として避難所生活を余儀なくされている人びとが多くいる。海底にある瓦礫もほとんど手つかずのままで漁業再開の目処が立たない漁港がほとんどだ。

かろうじて残った家や工場を修理し、生活や事業を再開して前へ進もうと考える人たちにも立ちはだかるものがある。市町村の復興計画の青写真が出来ていないために、自分の土地や建物も自由にできない困難がある。それらの住民に対して市町村の職員は、県の決定なくして進めないと言い、県は国が安全基準を明確に定めないと勝手に動けないと言う。

その肝心の国は、政府は、あの通りである。突如として提出された不信任決議案だが、提出した自公には、そのあとの展望はあったのか。“とくに考えていない”という谷垣氏の応えに、参加をやめた共産の判断は正しかった。与党は話すのもバカバカしいほどのドタバタ劇。まだ目立ちたいのか鳩山氏。まだ総理を狙っているのか小沢氏。辞めると言った言わないの低レベルの茶番劇だったが、菅氏でなければすぐにでも協力をという自民党も不可解だ。誰が首相でも同じだという議員もいる。引っ掻きまわしただけで策は失敗、時間を止めただけのことだがお咎めも無し。少なくとも菅氏を退陣させることに成功とご満悦か。与党も与党なら野党も野党。この国の政治家にまともな人は居ないのか。空しい言葉や野次ばかりが飛び交う国会にはほとほと厭になる。被災者の皆さんにはどうでもよい遠い世界の出来事で、それより住宅、職、食糧を、あるいは原発の収束をと、悲しみや苛立ちを覚えることだろう。

震災直後に各党の党首が集まり、今は国難のとき、党を超えての団結をと誓い合う姿をニュースで見た私たちは心強く思ったものだ。ところがこの3か月間、各党が協力して復興に向けて一致団結して動いているという姿は無い。結局は被災者の人々を置き去りにして自己の利益、党派や党の利益のみを追及する政治家たちの悪しき部分を見せられているばかり。今となっては菅氏は首相の椅子に固執せず、すみやかに退陣するべきか。しかし困った。与党にも野党にも、いまこの国では是非とも首相にと思う人が私にはひとりも浮かばない。どこの党にもこの人をと思う人が見当たらない。

午後2時46分。正座して黙祷をした。亡き人の魂に、いまだ帰らぬ人びとに祈った。不安を抱き、不自由な一日をようやく生きている被災者の人びとの状況改善を切に願った。

|

« 本日“VOICE”に右近庵のカエル君が登場! | トップページ | 『“祈り” ~ キベラから日本へ~』 »

東日本大震災」カテゴリの記事