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2015年12月23日 (水)

亡き人に流し続けるBeatles

Hello Goodbye (1967/11/24) 

先週の土曜日に葬儀を終え、故人は荼毘に付された。
残された者には悲しみと疲労感が色濃く残っている。
皆一様に惜別の情が募り、受容に時間がかかると思われる。

11月頃のことだった。
神戸に見舞った帰途、いつものように私の車ではBeatlesが流れていた。“Hello Goodbye”が流れた時、ふいに涙が込み上げ、こぼれそうになった。それまでは、この何でもない恋の歌に大きく揺さぶられたことは無かったが、単純な歌詞が私の心に突き刺さった。

You say goodbye and I say hello,
Hello,hello,I don't know why you say goodbye,
I say hello,
Hello,hello.I don't know why you say goodbye,
I say hello.

君はサヨナラと言う 僕はコンニチワと言う
なぜ君がサヨナラと言うのか分からないよ
僕はコンニチワと言っているというのにさ

終わりを告げる人、なぜ逝くのか理不尽だと訴える私。普段は心地よく聴いていた恋人たちの言葉が『永遠の別離』(とわのわかれ)を思わせた。
思い起こせば私は見舞いの往復、たいてい道中で目に涙がいっぱいだった。涙腺が破壊され、涙液が殆ど無い筈の私の目は涙で潤っていた。泣いているつもりではなかったが、遠からず逝く人を想い、ひとりでに泣けていたのだ。

私は今、Beatlesを流し続けている。故人と共に聴きながら偲んでいる 。
葬儀の日、誰が依頼したのか会場にBeatlesナンバーのBGMが流れ続けた。
亡きがらに向かって私は言った。よかったね、Beatlesに送られて。
私にとってこの喪失は、人との死別で最も悲しいものとなった。

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