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2016年2月14日 (日)

少ないモノで暮らすこと

こんばんは、右近です。と言いますか良です。(こちらの方がしっくり来る)
St. Valentine's Day だというのにこの悪天候。今宵、皆さんは如何お過ごしですか。
私は軽いjazzなどかけて皆さんとお喋りでもと出てまいりました。ただいま時刻は午後九時前です。この天空の隠れ家では、まだ風がびゅうびゅうと吹いています。昨夜から今日にかけて全国的に悪天候ですね。きのうは雨で夜半から風も加わって嵐のようになりました。けさの神戸は太陽が射し、はやばや天気回復かと思いきや、またまた物凄い強風が吹き荒れました。そうです、今も物凄い風の音です。風にはこんなにさまざまな音色があることは、ここに住むまで知りませんでした。ゴーゴー、ビュービュー、ヒューヒューから、ビビビビィ~ン、キィ~~ン、はたまた音楽の様に曲を奏でる時もあります。それらの音に一日じゅう退屈しません。さすがに今日は港に入ってくる船はわずかでした。けれど大きめの客船や観光船は頑張って航行していましたね。

さて今日のタイトルです。私は今、とても少ないモノで暮らしています。バタバタと右近庵から家財を発送し、これでは足りないモノだらけだから、すぐに帰宅して再度の荷物発送をしようと考えていたのですが、これがぜんぜん困らない。少ないモノでじゅうぶんに暮らしていけることが分かりました。

収納はたっぷりで大型家具は搬入しませんでした。着物は持ってきているけれど、和ダンスは右近庵に置いたまま。大事なものだけ桐の衣装箱に入れて持ってきました。家屋の状態や気候の面で着物によくない右近庵から移動させました。洋服はそのままクロゼットへ。引き出しケースやバックル収納ケース類は多くは持ってきていません。スッキリ片付くfitsか何かをどんどん購入し、きれいにしようかと考えていましたがやめました。とりあえず足りない収納グッズは荷物を入れていた空いた段ボールで間に合わせています。急ぐことは無い。ゆっくりでいい。最も必要なモノが判るまで焦ってモノを買わないようにしよう。それに器ばかり先に買うと、知らないうちにまたモノがふえていく。そう思ったので、さしあたり衣類の収納は持ってきた大2個、小5個の収納ケースに収め、こまごましたモノは小さめの段ボールで整理しました。冬物とお気に入りのコート類は殆んど持ってきましたが、クロゼットや押し入れは余裕です。クロゼットも押し入れも、只今20~30%程度しか埋まっていません。

台所のモノをいちばんたくさん持ってきましたが、これもまだ余裕でシンクや調理台などの下にある大きな引き出しは50%程度の使用です。うんと活用するつもりで持ってきた巾45センチの愛用していた食器棚も閑古鳥です。活躍する家電たちには収まる場所が与えられ、よく働いてくれます。これらを載せるメタルラックは持ち込みました。大きなモノの搬入は、このメタルラック、食器棚、天井まで伸ばしたCDラックくらいです。すべてが造り付けの収納スペースに収まり、なおかつまだまだ余裕がある状態です。いま現在、全収納スペースの4割に満たないくらいかと思います。小家族向きの間取りであることから単身で住む私にはじゅうぶんすぎる収納ということも言えます。おそらく今後も余った収納スペースが無くなることはないと思われます。それは「少ないモノで暮らす」快適さを知ったからです。

いま私は少ない食器で毎日の食事を楽しんでいます。ふだん使っていた愛着のあるわずかな食器です。来客用はともかく、まず自分がふだん使うモノだけでいいと準備しました。茶碗、汁椀、大きさの異なる皿などが各ひとつずつ、カップは多めで大小5個ほどです。これは食事よりも‘お茶好き’の私の選択です。右近庵にはさまざまな食器が大きい方の食器棚に収まっています。それらはまた後日に運ぼうと思っていましたが、必要かどうかと今は思います。2人の娘たち一家が来たときのことを考えて持ってこようと思っていましたが、たびたび来るわけでなし、来ても食事をするかどうかも分かりません。またそうなったとしてもスーパーではアウトドア用の食器があるし、日頃使用しないモノで収納スペースを満たすことはどうかと考えました。ですから食器の大量搬入は今後もしないことにしました。

私は右近庵でモノをふやすだけふやしてしまいました。家族のモノも含め、モノの洪水で収拾がつかない状態でした。加えて私はモノ処分がしにくい世代です。頑張ってずいぶんしてきたつもりですが、まだまだ右近庵には処分すべきモノたちがたくさんあります。もちろん今後も有効活用出来るものは人様にお譲りしたり支援に廻します。今回の部分的な引っ越しでも、ずいぶん右近庵からモノが減りました。こころなしかスッキリしてきたのを感じていました。この天空のささやかな城には必要なモノたちを厳選して運び込んだ訳ですが、どうしても足りないといったものは殆どありません。しかし今度持ってこようというのはあります。例えば双眼鏡。これは船をもっと大きく見るために。次に一眼レフと望遠レンズ。これも船の写真を大きく撮るためにです。そういうのは思いつくけれど、生活必需品は特に何が無いから是非というものがあまり無いのです。そうそう、裁縫道具を持って来ないと雑巾が縫えないや。

皆さんはこんなことを感じたことがありませんか?
たとえば入院中の病室や、旅行中のホテルの部屋では一本のボールペン、一冊のメモ用手帳、1個の消しゴムなどがとても貴重です。1個の爪切り、一本の歯ブラシ、一膳の箸、1個の置時計などなど。そしてそのたったひとつのモノが何処にあるかいつも把握し、大切に使ったという経験がありませんか?私にもありますよ。それに似た感覚を、この城でも経験しました。その延長でモノに翻弄されることなく、少ないモノで快適に過ごすことの心地よさを味わっています。以前は何かが無いとすぐにネットを開いて注文していたのが、今はまず、果たしてそれは本当に必要かどうか?と考えるようになりました。小さなモノでも増えてしまうことに抵抗を感じるようになりました。

少ないモノで暮らすと片付くのも早く、掃除もとても楽ですね。右近庵ではモノをのけながら掃除をしていたけれど、モノが殆ど置かれていない城の居間の掃除は楽で、おまけに楽しいです。そう、文字どおり楽&楽。ミニマリストという人たちが居ます。以前からかれらの暮らし方に興味をもっていましたが、現在、私は「半ミニマリスト」だと言えるかもしれません。もちろん神戸では必要なもの、欲しいものは何でも手に入ります。しかし足りないと思っても、本当に必要か?と先に考えてみます。そうすると「無くてもいいや」というものが多いことに気付きます。

新居に住むにあたり、入居前にいろいろなモノを購入しました。いくつかの家電はどうしても必要でした。右近庵から持ち込んだものもあります。こまごましたモノは住んでからと思っていましたが、住んでみても必ずしも必要だと思わないモノが出てきました。例えばトイレマットのセットです。便座に座る部分のカバーと蓋カバーのセットがありますね。あれは必要でしょうか。私も付けるものだと思い続けてきましたが、無い方がいいと気付きました。無いとすぐに雑巾で掃除する気になりますが、カバーをしていたら掃除が億劫になるような気がします。洗濯だってしないといけないし、ホラ、家庭以外のたいていの場所にはカバーなんてついてないでしょ。いつだってキレイに掃除して拭けば必要ないものだと判りました。トイレにはマットだけでいいかもしれない。うん、それもトイレ専用のでなくても薄型のバスマットみたいなのが洗濯後に干しやすく、乾きやすいかな、なんて。だからそうしました。

ここへ来てから私は掃除好きになりました。どこもかしこもキレイだから、ついつい掃除をして維持しようとするのでしょう。あちこちの掃除が楽しくて、動くので身体にもよくて、イイことばかりです。おまけにキレイになるとスッキリして心も晴れ晴れです。台所にしても居間にしても手洗いにしても、モノが少ない方が掃除もうんと楽。これは私もこのままミニマリストさんたちの仲間入りかもしれないなぁ。うん、濃厚。日本文化は「マイナスの美」と言われます。日本庭園も茶室も、古くからの日本家屋もそうですね。西洋化が進んで妙にモノがあふれてしまった今の日本だけれど、自分なりのポリシーを持ってモノと関わっていけばいいように思います。さしずめ私は「終活」も兼ねて右近庵のモノ減らしを進め、この城では「少ないモノで満たされた暮らし」を楽しみたいと思っています。

風はおさまったと思えばまた吹き始めます。また夜通し吹くのかな。凄い音だなぁ…。
今日、神戸では18度を超えました。近畿では20度を超えたところもありました。この後はまた寒気が訪れるそうです。気温の変化に体調維持が難しいですね。どうぞお風邪などお気をつけ下さい。最後にHappy Valentine!!暖かくしておやすみください。
それでは皆さん、ごきげんよう。

                                             右近or良

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