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2017年3月26日 (日)

感動 「新横綱・稀勢の里」が優勝!!

稀勢の里が優勝した。左肩の怪我はかなり悪い状態であることは皆が知っている。怪我の翌日、休場するのではと思われた稀勢の里は出場を決めた。そして鶴竜との勝負に呆気なく負けた。その稀勢の里が今日は患部をさらにテープで固めて出場し、新横綱の優勝を果たしたのだ。何という精神力、なんという強靭な肉体だ。

今日の千秋楽は気持ちの高ぶりも無く、しかし早い時間にテレビをつけてベッドから観ていた。稀勢の里の優勝はなかば諦めていた。昨日の様子からすれば、本割りと決定戦の二度勝つことは不可能ではないかと思った人は多かったことだろう。解説の北の富士さんや舞の海さんも、言葉には出さないまでも無理であろうと思っているふうだった。怪我がなければ決定戦に沸くだろうが、とうてい二度は勝てないと私も思っていた。だが現れた稀勢の里の表情は、いつものそれと変わらなかった。その時に私は彼の「あきらめない精神」を強く感じた。それは身に付けた横綱の誇りと共に彼の中を貫いていたもので、長い間に育ってきた彼の「真の横綱」になりたいという強い気持ちにほかならなかった。

本割りの土俵に両力士が現れた時、私は起き上がり、ベッドで正座しをして合掌、般若心行を唱え始めた。何かをせずにいられなかったのだ。祈りながら見つめる画面で、なんと彼は勝利をおさめた。沸き上がる大歓声。合掌した私の手は拍手に変わり、なんという横綱だと目を見張った。優勝に関わることが出来なった二横綱の結びの一番が終わり、いよいよ決定戦である。再び割れんばかりの拍手と応援の声で府立体育館は沸き返った。気負いも無く、穏やかにさえ見える表情で稀勢の里が登場し、闘志をありありと顔に出した照ノ富士も登場した。すでにかなり痛んでいるだろう左肩で、あと一番とるのは過酷なことだ。無理だろう。いや、分からない。勝つかもしれない。きっと勝つ。なぜかそう思った。

再び正座し、今度は祈りながら神仏に願った。「稀勢の里は師匠の言いつけを守り、真面目に精進して善行を重ねてきました。神様、仏様、どうか彼に力をお与えください。どうかどうかお願いいたします」と声を出して私は神仏に願い続けた。立ち合いで呼吸を合わせて立った瞬間、すぐに稀勢の里が優勢になった。勝つ。これは勝つ。まんじりともせず見つめる画面で、先に土をつけたのは照ノ富士だった。右腕に力を込めて打った投げに照ノ富士はあっけなく倒れた。私の手は再び合掌から拍手に変わり、目もうるんできた。おさまらない会場の興奮。拍手。歓声。おそらく解説の北の富士さんや舞の海さんも目を潤ませていたのだろう。二人とも無言になっていた。こんなことってあるんだ…。あれだけ痛そうにしていた彼が二勝して優勝するなんて。凄い横綱だ。多くの人が重ね合わせたように、私も横綱貴乃花の、あの「鬼の形相」の勝負を思い出した。なんという横綱だ。なんという強さだ。

気の利かないNHKが既に画面をニュースに変えてしまってからも私はボンヤリして感動に包まれていた。稀勢の里に今日、どれだけの人たちが涙し、感動し、勇気を与えられたのだろう。私もその一人だ。賜杯を抱えるのも痛い左肩で相撲をとり、私たちを感動させてくれてありがとう、大横綱 稀勢の里。見えない力が働いていたと「サンデー・スポーツ」で語っていた彼に働いた力とは、師匠 隆の里、ご両親はじめ多くの彼を支える人々の思い、そして私たち「真の横綱」を応援する者の願いも働いていたならば、ベッドからの私の祈りや願う気持ちも少しは働いたのかもしれない。今夜は嬉しくてたまらない。おめでとう、稀勢の里。なんだか勇気が沸いてきた。今から五月場所が楽しみだ。

明日は起きられそうな気がする。
それでは皆さん、ごきげんよう。        右近

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