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2017年4月27日 (木)

サビ猫はるかですが何か?(No.3)「ノラさんたちを殺さないで」

皆さん、こんばんは。サビ猫のはるかです。
今日は晴れて気持のいい一日でした。桜さんも少ない若葉を元気に風にそよがせ、ハナミズキさんは真っ白な花をたくさんつけて今が盛りです。この二人はよくお喋りしていますよ。

また出てまいりましたのは、言わずにいられないことがあるからです。昨日、ニュースでノラさん2匹が人間に殺されてしまいました。防犯カメラに写った逃げる白い猫さんは、まだ子どもの様に見えました。犯人の男は競馬に負けてむしゃくしゃしていたからと靴で踏んづけるなんて…。ひどいじゃありませんか。猫だって生きているのですよ。痛いもつらいも苦しいも人間と同じように感じるのですよ。まったくもって許せない行為です。なんでもそのノラさんたちにエサをあげていたおじさんが警察に通報したとか。驚いたでしょうね。悲しかったでしょうね。ひどいことをするものです。こんなこと絶対に許せないですよ。皆さんもそう思うでしょ?

わたしもその昔、まだ若い頃、ひとりで生きていたので近所の人からいろいろな名前でよばれ、右近だけでなくエサをくれる人がいました。その頃もニュースで毒入りのエサを食べたらしき犬さんや猫さんが犠牲になった話やら、さらにひどいことに惨殺体で見つかる猫さんたちも居ました。そんなニュースが流れるたび右近は私に言いました。

「はるかちゃん、誰にでもすり寄るんじゃないよ。何でももらうんじゃないよ。毒が入っていたり、いきなり刃物で殺されることだってあるんだから、人なつっこいだけではダメだよ。その人をよく見て、君の直感で、本当に猫好きな人かどうか判断するんだよ。」

わかりましたと返事しました。以来、わたしは誰にでもスリスリするのを改めました。でもわたしにエサをくれる人にはそんな人が居ないと分かっていました。しかし右近の言うことも心に刻んでおき、初めて近寄ってくる人には警戒するようになりました。食べものをくれても、まずは匂いを嗅いでみました。食べものよりは先にその人の顔、もっと言えば目を見なさいと右近が言うのでそうしました。表情、顔つき、そして目。それでだいたいその人が分かるからと教わったのです。それを実行しているうち、おかしな雰囲気の人が何となく分かるようになりました。そんな時はすっ飛んで逃げました。わたしは食いしん坊なので、右近は毒入りエサをずいぶん心配していましたが、このあたりはのどかでそんな人も虐待の人も居ないようでした。

わたしもノラでした。今でこそ美味しいものを貰っていますが、それはそれは苦労しました。わたしも若かったので遊びたくてね。じっと右近の所に居る訳ではなかったんですが、子どもを産んで右近の庭に一匹ずつ運んでからは、安心して4匹の仔猫たちに授乳でき、わたしは毎日美味しいフードを貰うようになりました。4匹を運んでいる最中、右近は「あぁ、どうしよう。こんなに飼えないし…」と困ったような嬉しいような顔をしていました。物置の下に4匹を隠し終えた頃、右近は諦めたのか、やたら嬉しそうにはしゃぎ出しました。この人が稀にみる猫好きだと分かっていたので本格的に居を移し、それ以後、わたしの食生活は安定したのです。それでも野ネズミやモグラやスズメやハトなどを捕まえてきては子どもたちに与えていました。でもあの子たち、まだお乳の方がいいのかせっかくのい獲物をこわごわ遠まきに見つめているばかりでした。右近のくれるベビー用フードが美味しいのか、結局は狩りの獲物はみなわたしが自分で食べてしまっていましたっけ。ホホホ。ワイルドでしょ?血が騒ぐんだね、狩りが好きなんだねと右近は言います。そうでしょうか。ホホホ。=^_^=

ノラ犬さん、ノラ猫さんたちが何万匹も年間に処分されるなか、懸命に生きているかれらには厳しい時代です。猫はまだしも、犬さんたちは即刻、保健所が迎えに来るといった痛ましい状況はなかなか改善されません。どこかの国は殺処分ゼロだとか。同じように生まれて蝶よ花よとおかしな服など着せられて盲愛される犬さん猫さんが居る一方で、食べるものもなく、病気になっても死ぬしかない仲間がたくさん居ます。テレビではタレントと呼ばれる人たちが自分のペットを見せ、わたしからみれば完全に人間のおもちゃみたくなっている犬さん猫さんたちが居ます。はやりというのもあるのか、その時に流行している犬猫を高いお金を出して買う人たちも多いこの国です。

それらを見て同じものを買いにペットショップへ行く人たちが、もし保護猫を譲渡する施設へ行ったり、居住区の保健所に行って処分を待つばかりの仲間たちの1匹でも救ってもらえたら、どれだけの犬猫が救われるのでしょう。そう思いませんか?高価な仲間たちもブリーダーとやらに増やされ、商品化して売られていきます。かれら仲間に罪はないけれど、真の動物好きの人であれば、捨て犬、捨て猫、保護猫を飼うことを考えて下さるのではないかと思います。わたしだって子離れの散歩で母親やきょうだいたちと、右近庵の庭を通らなかったら、今だってノラだったと思います。20歳まで生きていなかったとも思います。あら、わたしとしたことが。つい力が入ってしまいました。

仏教での罪「十悪」に「殺生」があります。冒頭のひどい人間は殺生をおこなったことにより、今後はよほど善を積まなければ閻魔大王の裁きは厳しいものとなります。右近が仏教の話をよくわたしにするので、わたしも少し知っています。弱いものを痛めつける。この構造は人間界でも至る所にあり、みずから命を絶つ人までいます。いじめ、虐待で命を失う若い人や幼な子もいます。人間界はどうかしていますね。わたしたち猫、動物たちは、人間ほど道を踏み外してはいません。どうか動物たちの生き方、欲のなさ、連帯感や子育てなど、人間は大いに学んでほしいものでございます。あら、わたしたくさん喋りすぎました。

今日は暖かくてお日様が気持よかったので思わず外で眠りこけました。世界じゅうの猫たちが、世界じゅうの生きものが、そして世界じゅうの人間が、みな幸せでありますように…。

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あんまりいい天気なので外で爆睡。枕にしているのは右近の除草グッズいろいろ。右のポリポットはポーチュラカ4株と後ろにサツマイモ2株。夕方に右近が植えていました。いつも写っている赤いバケツは外用の水のみ容器。あぁ、こうしている時がいちばん幸せ。ときどき愛する息子の夢を見ています。彼はあちらで元気にしているようですよ。それでは皆さん、ごきげんニャオ!   サビ猫はるか (20歳) =^_^=

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