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2017年5月25日 (木)

アサリから出てきたカニさんの話

おはようございます。
全国的に傘マークの今日、右近庵でもかなりの降りです。庭仕事はお休みです。

今日はカニさんの話をします。
大型連休に長女一家が潮干狩りに行きました。その夕方、マゴたちがアサリを持ってきてくれました。嬉しいけれど困ったな。というのは、私は年々、生きているものを食することに抵抗を感じるようになり、貝でさえも頑張って呼吸しているのを熱湯で命を絶つことが辛くなっているのです。でもマゴたちが初めて二人だけで来てくれたのだから、有難くいただこうと、とりあえず砂抜きをすることにしました。塩水をつくり、貝を入れ、包丁も浸けて蓋をしておきました。しかし夕食にはアサリ汁が作れず、夜が更けてきました。このまま置いていると貝は死ぬ。頑張っていただこう。さしあたりアサリ汁にしておいて、明日いただこう。そう思って蓋を取ると、な、なんと小さなカニが泳いでいるではありませんか!

カニは貝から出てきたものだと思われます。塩水に浸す時には見あたりませんでした。アサリを食べていると小さなカニが出てくることは確かにありました。たいていはアサリ汁を作る過程で小さな命はアサリたちと共に召されていました。しかしそのカニは危険を察知してか貝から脱出し、なんと元気よく泳いでいたのです。蓋を取るとアサリたちはいっせいに閉じて身をかため、来るべき恐怖の時に備えていましたが、カニだけが懸命に泳いでいるのです。貝からでてきたのはいいけれど、足場が無く、小さな足を動かして泳ぎ続けています。溺れる。カニだってずっと水中にいたり浮かんでいたら死んでしまうのではないか。咄嗟に閉じた貝たちを積み上げてその上に乗せ、休めるようにしました。でもカニは滑りおちるなどして安定しません。真夜中に近づいた深夜、私は考え込んでしまいました。

そのカニは私の人生で、アサリから出てきたカニの中で最大級のものでした。やわらかそうな甲羅の横幅は1㎝ほどもありました。何時間くらい小さな手足を動かして頑張っていたのか分かりませんが、疲れているのではないかと指先に乗せて休ませてあげました。はるかちゃんが起きたのでホラ、カニ君だと見せてあげると、激しくクンクンし、指先を舐め始めました。次の瞬間、ペロリといくところを指を引っ込め、からくも逃れたカニ君は‘ビビったぁ’と冷や汗。私も危なかったぁと、はるか婆に見せたことを後悔。海のいきものの匂いがしたのでしょう。カニはその後、私の指先で死んだフリをしてみたり、かと思えばいきなり立ち上がって、いっちょまえに小さな小さなハサミを振りかざし、私を威嚇するのです。かわい。カニの生きたい意欲を私は感じとりました。

さてどうしよう。考えたところ、長女にメールしてみることにしました。返事はすぐに来てまだ起きていることが分かり、電話しました。マゴその1にアサリから出てきたカニをしばらく飼っていたと聞いたことがあったからです。何度か脱皮をし、5月から9月頃まで生きていたと娘からも詳しく聞き、経験者ならお願いできないかと頼みました。有無を言わせず今から持っていくと私は言い、午前零時が迫る夜道を小走りに容器にいれたカニ君とともに、徒歩3分ほどの娘宅へと向かいました。ドアが開いて玄関に入り、容器の蓋を開けました。「でかっ!」それが娘の第一声でした。娘いわく、前の時に買った海水にする粉末があるとのこと。「まかせるね。よろしく」と言うや私は疾風怒涛のごとく走り去りました。

翌日、海水の素は見あたらず、翌日の早朝に婿殿が出勤前、ホームセンターに出向いて購入、その夕方には仕事から帰った娘からカニの様子が写メールで送られてきました。カニ君はカラフルな小さな石も入れてもらい、豪邸に住んでいました。よかった。私は胸をなでおろしました。少しずつ大きくなっているとの報告もありました。そこへ、昨日、娘からメールが来ました。カニは卵おたくさん抱え、きのう見たらプランクトンみたいなものがいっぱい浮かんでいるというのです。(*_*; えっと驚き、同時にカニ君がカニさん、つまりMsカニであったことを知りました。それはゾエアというものです。エビやカニの幼い時の呼び名です。「どうする?どこか引き取ってくれるところを探そうか?」と返信すると、翌日、「朝起きたら半分くらい無くなってる」と来ました。Msカニは自分で食べたと思われます。うむ。これが生きものの世界か…。そして「できるだけ頑張ってみるね」と娘からの返信でした。

それからどうなったのか連絡はありません。フルタイムの病院勤務で子ども二人の子育て真っ最中の彼女は大忙し。電話やメールもこちらからはなるべく控えています。マゴが勉強に来た時、かならず元気にしてる?と聞くと、マゴその1は「うん」と言っています。いつまでMsカニがそこで元気に暮らしているか分かりませんが、海に戻しても魚たちの餌食になる可能性が大きく、さしあたりしばらくは快適でゴージャスな住処(すみか)で暮らしてもらうことにしました。娘一家もどうやらカニさんが可愛くなってきたのでしょう。

雨の音が聞こえなくなったと思えば風が強くなってきました。今日は休養日としましょう。
稀勢の里がやっと休場の決断をし、ホッとしました。横綱として出てきたことには立派です。痛みの程度は本人しか判りません。不安を抱えながら出ようとしてくれたことには彼を評価しますが、冷静な判断も必要です。横綱相撲が取りきれるか。私はそこが最も大事なことだと思います。その状態になるまでゆっくり休んで治療して欲しいです。この出場が悪化させてしまったのではと心配しています。本人の意思も大切かもしれませんが、周りの冷静な判断も重要だと思います。休まないことを誇ってきた稀勢の里は、今後は横綱として立派な相撲が取りきれるかを基準に出場や欠場を決めて欲しいと願っています。しかしよく頑張りました。お疲れさまでした。ありがとう。

午前10時を少し過ぎました。
今日もお元気でお過ごしください。
それでは皆さん、ごきげんよう。                右近

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