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2017年11月27日 (月)

貴乃花親方 千秋楽打ち上げでのスピーチ全文

こんばんは。
無言を貫いていた貴乃花親方が、千秋楽後の打ち上げで支援者たちに挨拶をしました。11分に及ぶスピーチで、親方の並々ならぬ相撲道への熱意や弟子を育てる決意が読み取れます。どうぞお読みください。

貴乃花親方「叩かれようが、さげすまれようが力士を育てていく」 打ち上げで明言                                 SANSPO.COMより
『(中略)
 皆さんこんばんは。高いところから失礼いたします。
 周りがとっても騒がしく、ご迷惑をおかけいたしております。この場を借りてお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。

 実は貴乃岩がこういうふうになりまして。まだ基本的に警察の方の捜査が進展しております。なので、私はマスコミさんにも接触も一切お答えせずに(いました)。最初に貴乃岩が普通に稽古場で傷ついた、少しキツめに稽古をしたというような、俗に言われる“しごき”ではなくて、夜の街でけがを負って帰ってきたということで、「いろんなたくさんの憶測を生んでいる」と言っている報道関係者の皆さま方が憶測を作っております。

 私は巡業部長として、相撲協会の理事であります。そして、巡業部長というのは、各部屋から250名の相撲協会員を預かる総責任者でもあります。今回の件に関しましては「たまたま貴乃岩がその傷を負ってしまった」と簡単に言えないことですが、そう皆様にご理解いただいたとしましたら、他の部屋の力士、巡業参加の力士がその傷を負ったとしても、私は同じく、正面を切って警察の方にご相談に行きます。これが信念でございます。

 そして公益法人たる姿を…巡業部長の責任、理事の責任以前に、力士たち、協会員が傷を負って帰ってきたのであれば、それをすぐさま捜査(の依頼をします)。どのような状況で行われたか、誰が被害者で誰が加害者か。正当に裁きをしていただかなきゃいけないというのが、巡業部長の責任であります。仮に私の弟子が他の力士、もしくは他の一般の方へ危害を加えたのであれば、もっと公にして捜査をお願いしている次第です。

そういった私の本意をもてあそぶかのように、報道等はなされております。私は慣れて…入門したてのころからこのような状態に多々ありましたので、慣れてはいるのですが。田川(市)に宿舎を構えていて、田川の後援会の皆さま方、また私の血筋、血縁以上の懇意な後援会の皆様方に大変ご迷惑をおかけしているのは、これは間違いありません。

 ただ今場所の救いは、淡々と弟子とともに本場所をするなかで、貴景勝が今日も勝ち、来場所三役候補の一員になれた(ことだ)と思います。これもひとえに、普段からの田川の皆さま方のご支援があってのことでございます。本当にありがとうございます。

 皆さんご心配してくださっていると思いますが、貴乃岩の容体です。貴乃岩の容体は、普通の転んだり普通に殴られたりでできるような傷ではございません。それを、私が最初隠していた本人から傷口を見て、早期に行動を起こしたというまでです。現状は警察の、鳥取警察署にまずご相談をして、そこからすぐに県警へとあがったという次第です。地元の警察の方々も、私の意向、意思を汲んでくださり、捜査をしてくださっております。

 その捜査状況も私は知らなくて当たり前ですが、存じ上げません。ですので、まずは報道の方々にはお願いしても無理な話なんですが、私に「しゃべれ」「しゃべれ」と言います。ただ、しゃべるだけ貴乃岩の傷が癒やされない状況になっていくことは間違いございません。これは教科書には書いておらず、私が入門したてのころからマスコミさんとお付き合いのなかで学んだことです。

 とにかく貴乃岩も元気な姿で土俵に帰ることを。そして大相撲のファンの皆さん方、田川の皆さま方、多くは相撲をまだ見たことのない小さなお子さん、そういう子たちへ夢を、改めて大きな夢を抱いて勇気をもって帰ってきてくれることを指導していきます。

 (中略)

 とりあえず今日で千秋楽となりました。明日から1週間、土曜日にはもう巡業に出発いたします。それまでの間、いつも力士たちに言っているんですが、また次の場所が2カ月もたたないうちにやってきます。今場所が終わった次の日から、身体を休める、身体を鍛える、精神を養う、精神を休める、よく眠る、熟睡する。その心掛けが次の場所への土台になっていきます。(場所中の)15日間というのは、とても過酷です。それだけに、夜も朝も昼も鍛錬、食事、睡眠、これを心がけて三位一体で努力はもちろんのこと精進していく構えであるべきと考えております。

 私が自分でこの部屋の代を継いだ後にも、その以前から私の師匠の教えでもありました。けれども、私は自分の弟子で本気で相撲道に向き合う力士しか育てたくありません。また、その信念でやっております。決して相手を傷つけることなく、勝負が終わったならば、相手に手を差し伸べられるだけの度量、器量、実力を身につけさせたいと思います。

 うちの力士たち、私は常に怖い存在でいると思います。ですので、支援者の皆さま方をはじめに、とってもかわいく甘え上手なところがあるかもしれませんが、皆様どうか、彼らの人生を考えていただきますと、とにかく厳しく。休みながらこそ、眠る、食べる、鍛えるということをやっていくようなお力添え、ご指導、ご鞭撻を彼らにいただけましたらと思います。

 そしてやはり、日本国体を担う相撲道の精神、相撲道の精神とは、角道と言います。角(くら)べる道と書きます。私どもが相撲協会教習所に入りますと、陛下が書かれた角道の精華という訓があります。これを見て、いちばん最初に学びます。

 この角道の精華に嘘つくことなく、本気で向き合って担っていける大相撲を。角界の精華を貴乃花部屋は叩かれようが、さげすまれようが、どんなときであれども、土俵にはい上がれる力士を育ててまいります。そのためには私自身も親方、師匠として腰引くことなく、芋を引くことなく、まっすぐと向き合って皆さまのご支援に報いるよう精進いたします。

 本日はごゆっくりしていただきましたか。また、ご参堂たまわりまして、ありがとうございました。』

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