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2018年1月13日 (土)

高校入試 国語科作文のコツ

皆さん、こんばんは。相変わらず冷え込む日が続きます。大阪では今日は、きのう、おとといより少し寒さが和らいだようです。来週は気温が上がるらしいので待たれます。
 
さて大学入試のセンター試験が今日から始まりました。入試っていちばん寒い時に行われるので学生さんは大変です。高校入試も早い所は今月末から私立の入試が始まります。私立専願の人も、公立志望の人も、準備は出来ましたか?昨年、なぜか10代のお客様が増えていました。それで今日は国語科の作文を書くコツを少し書いてみます。
 
私は大阪府の高校入試に長く携わってきました。したがって大阪府の問題しか分かりません。私が現役の頃はひとつの題を与えられ、それについて書いていくというものでしたが、数年前から変わったようです。短い文章が与えられ、それを読んで思い浮かべる言葉を書き、なぜその言葉を思い浮かべたかについて論述するといった形です。文字数は以前から300字です。形式は違っていてもこ参考になると思います。では大阪府H27年出題の課題を例に説明していきます。
 
 
磨く」ということばからあなたが思い浮かべることについて、あとの条件にしたがって、別の原稿用紙に書きなさい。 条件1 最初に、あなたが「磨く」ということばから思い浮かべることばを一つ、原稿用紙の「思い浮かべることば」の欄に書くこと。       条件2 次に、どのようなことからそのことばを思い浮かべたのかを、原稿用紙のマス目に三百字以内で書くこと。題名や氏名は書かないで、本文から書き始めること。
 
「磨く」から「光る」という言葉を思い浮かべたとし、条件1の欄に書きます。
それから条件2の、どのようなことからそのことばを思い浮かべたのかを書いていきます。
与えられた文字数は300字です。上記のとおりに氏名や題名はマス目には書きません。
では300字を埋めるのはどのような配分で段落を作ればいいのでしょうか?どこの試験も大方は200~300文字の課題でしょう。書きやすい段落分けは2通りあります。
 
☆前段と後段の二段で書く
 
200文字程度の場合はこれが書きやすいです。
注意点は段落が少ないので、最後の結論部分を明確にする書き方が求められます。
 
☆「序論・本論・結論」の三段仕立てで書く
 
300字にはこれが適しています。縦のマス目が原稿用紙と同じ20マスなら15行になり、各段落の行数の目やすは以下です。
 
序論 2~3行
本論 7~8行
結論 3~4行    
 
では実際に書いていきますが、その前にすることがあります。いきなり書き始めてはいけません。書く前にギュッと考えます。どこから考えればいいのでしょう。それは結論部分です。どんなことを最後に結論とするか、つまり落語でいうところのオチのように、ビシッと、決めたいのが最後の部分です。記述だけでなく、最初から書いてきた論理がきれいにつながって終わっているかも重要になります。
 
問題用紙の端にメモすることは可能です。考えたことを簡単にメモすると書きやすいです。
「磨く」から「光る」を思い浮かべたA君は、その時、兄から貰った自転車のことを考えています。古い自転車でも自分の自転車ができてうれしかったけれど、磨けばきれいになるのではと磨いてみました。すると古い自転車はピカピカに光ったのです。
 
それからA君は自転車の手入れをまめにして、磨いては光らせました。光ることがうれしくて、他のものも磨いてみたのです。家電や置物、そして包丁まで。すると家族にとても褒められたのでした。兄は見違えるようになった自転車に驚き、お母さんは喜び、父も『偉いなぁ。お前も磨けば今よりもうんと光るぞ』と言いました。
 
A君はそのことを書こうと決めました。結論部分は父の名言があります。次に考えるのは本論です。ここは行数も多く、序論を受けて発展させる部分です。ほかのものまで磨いたことを書けばいいですね。これ以外の課題でも、方向を変える見方や例などを盛り込む部分が本論です。序論はどう書き始めればいいのでしょう。読む人が「おっ、何を書くのだろう」と身を乗り出すような始まり方がいいですよ。
 
ここまで考察ができれば書き始めます。考察する時間は作文完成まで15分をめやすとすれば3分くらいです。頭をフル回転させてギュッと考えてくださいね。
 
書く前に記述の注意があります。
 
◎各段落の最初のひとマスは必ずあける。(一字下がり)
 
◎句読点は正しく打つ。行の最後で文が終わったときのみ句読点は同じマスに書きます。
 
◎文体は「~だ、~である」調か「~です、~ます」調か決め、全文を統一する。
 
◎書く量は90%以上を目指す。しかし足りなくなってしまうと減点になる。
多すぎても少なすぎても減点になるので注意する。
 
◎誤字・脱字も減点になる。明らかに書ける漢字のひらがな表記もしないこと。
 
◎文章に矛盾や重複、内容にねじれがないか。
 
中学三年生になったつもりで私も書いてみました。
 
『 磨くと光る。このことを実感したのは、
兄から貰った自転車を磨いてみた時だった。 (序論 2行)
 
 初めは古い自転車だなと思ったが、磨いて
みると新品のように輝く自転車になり、兄も
驚いた。休みの日には手入れをして磨いた。
磨けば磨くほど光る銀色の自転車は、僕の宝
物になった。磨けば何でも光るのだろうかと
僕は家電や戸棚、置物に包丁まで磨いて光
らせた。すると家族は大喜びしてくれた。父
があるとき僕にこう言った。
「おまえも磨けばもっと光り輝くぞ。」   (本論 9行)
 
 磨けば光る。何でもピカピカに光るのだ。
光るだけでなく、よく働くようにもなる。僕
は自分の磨き方が分からないが、何ごとにも
積極的に取り組むのが磨くことだと考えた。』  (結論 4行)
 
文は慣れです。何度も書くうちに速度はついてきます。とにかく練習です。
書いたものの添削はしますよ。サイトのメアドに送信してくだされば添削して返信します。
大学受験の論説文も添削します。
→minazukiukon☆のあとはnifty.com (星をアットマークに変えてください)
 
あしたから相撲です。(^^♪
それでは今夜はこの辺で。
頑張れ受験生たち! 
応援しています。    右近
 
 

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