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2018年3月29日 (木)

桜の花の満開の下で

皆さん、こんばんは。各地で桜が満開ですね。cherryblossom
私の住む街には多くの桜の木があり、桜の名所まで出向かずとも桜を存分に楽しめます。きっと皆さんの周りにもさまざまな桜の木が満開、あるいはこれから咲く用意をしていることでしょう。私も昨日、はるかちゃんも連れて大阪城ではなく、近隣の桜を見に行きました。

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この桜はかなりの背丈があります。この桜を写した理由は花のみごとさも去ることながら、薄桃色の花の中に目立つ色があったからです。そうです。これは凧です。kiteです。いつ枝に引っかかったのでしょう。お正月でしょうか。桜の木だけがある何も無い運動場で、どんな人が凧を揚げ、引っかかってしまったのでしょう。取ろうと努めたのでしょうが、諦めたのか、寒い冬から桜が満開になるまでこの凧はずっと此処で助けを待っていたのかもしれません。残念ながら私には取ってあげることは出来ませんでした。この木の写真の花の部分を望遠レンズで写していた男性も、この凧が写らないようにカメラを向けているようでした。

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ここの桜もみごとです。この桜の横にはレトロな電話ボックスが今でもあります。此処で誰かと話している人は見かけたことがありません。もう十年も二十年も前、一度だけ使ったことがあるように思います。携帯電話が普及した今でも、この姿を見るとなつかしい時代を思い起こします。このボックスのずっとずっと前、その昔、携帯電話など無い時代、神戸で実家の近くに十円玉をたくさん用意して時々かけていた電話ボックスは、もっと重いドアで透けていなかった。そんなことまでも思い出します。

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はるかちゃん(21歳)を連れて外へ出かけたのは初めてのこと。元ノラで地域には詳しかった彼女も年老いて、喧嘩を吹っ掛けられても昔のように闘えないことを自身が知っている。そのため右近庵の敷地から出なくなった。初めは警戒していた彼女は本当に久しぶりの外出に驚くやら興奮するやら…。そのくせスタスタ歩いて柵の外まで進んでいく。雑草や枯れ草に覆われた急な斜面に行こうとするので下まで滑り落ちたら大変と目が離せませんでした。外では凛としたいい顔をしていますね。人間なら100歳超えの彼女です。

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右側の桜の枝ぶりが凄い。この町の桜は丁寧に形を整えられたものよりも、総じて自由に枝を好きな方向に伸ばした野趣あふれるワイルドな木々が多い。人間を絡め取ろうとするかのような勢いだ。まるで何かの生きもののような桜の木。その前に長い髪を後ろで束ねたマゴ(その1・♀)を立たせて写した。はるかちゃんは彼女に抱っこされている。私たちが其処に居る間、ここの桜を見にを訪れた人は男性と女性と二人だけ。一眼で、スマホでそれぞれ桜を写しておられた。恐ろしく寒かったのが嘘のようにのどかな春。歩くと汗ばむほどの暖か過ぎる春。

桜の季節になると必ず思い出す物語があります。坂口安吾の『桜の森の満開の下』です。興味のある方はコチラからお読みください。それでは今夜はこの辺で。  右近

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